ただの水と夏の麦茶。猛暑の水分補給は「役割」で選ぶ。解剖生理学から考える夏のセルフケア
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体が変われば、心も変わる。
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tae Aromatherapy & Treatment / tae Therapist School
【7月17日】

ただの水と夏の麦茶。猛暑の水分補給は「役割」で選ぶ。解剖生理学から考える夏のセルフケア
こんにちは、tae aromaです。
7月も中旬を迎え、今年も息苦しくなるような暑さが続いています。
今週は、「夏野菜の浅漬け」や「炭酸水」をテーマに、
暑い季節を心地よく過ごすためのセルフケアをご紹介してきました。
今日はその締めくくりとして、
多くの方が毎日口にしている「水」と「麦茶」について考えてみたいと思います。
どちらも夏には欠かせない飲み物ですが、実は身体の中で担っている役割は少し異なるのです。
「どちらが良いか」ではなく、「どんな場面で選ぶと心地よいのか」。
そんな視点から見ていきたいと思います。
麦茶、夏にうれしい日本の知恵
麦茶:
大麦をじっくり焙煎して作られる、日本の夏にはおなじみの飲み物です。
カフェインを含まないため、小さなお子さんからご高齢の方まで飲みやすく、汗をかきやすい季節の水分補給として親しまれてきました。
また、汗とともに失われるミネラルをわずかながら補うことができることも、麦茶の魅力の一つです。
さらに、麦茶の香ばしい香りには、焙煎によって生まれるピラジン類という香気成分が含まれています。
ピラジン:
コーヒーや焼きたてのパン、ナッツなどにも含まれ、「香ばしさ」を感じさせる代表的な成分として知られています。
近年では、このピラジンについて血流や抗酸化作用などとの関連が研究されています。
ただし、ここで少しだけ冷静に考えてみたいことがあります。
インターネットでは、「麦茶のピラジンで血液がサラサラになる」「血流が劇的に改善する」という表現を見かけることがあります。
でも、現在報告されている研究の多くは細胞実験や動物実験、あるいは小規模なヒト研究です。日常的な麦茶を飲むことで、こうした効果が十分に証明されているわけではありません。
健康情報は、一つの成分だけが独り歩きしてしまうことがありますね。
「研究が進められている成分」として知っておくことは大切ですが、
過度な期待を寄せるよりも、まずは夏の水分補給を支えてくれる身近な飲み物として楽しむことをおすすめします。
また東洋医学では:
大麦は身体にこもった余分な熱を鎮める食材として用いられてきました。
暑い屋外で汗をかいた後などには、少し冷ました麦茶が心地よく感じられることもあるでしょう。
一方で、キンキンに冷えた麦茶を一日中飲み続けると、胃腸を冷やし過ぎてしまうこともあります。
冷房の効いた室内で長時間過ごす日は、飲み物の温度にも少し意識を向けてみるとよいかもしれません。
「ただの水」が担っている大切な役割
一方で、私たちの身体にとって欠かせないのが、水そのものです。
身体の約60%は水分でできており、血液やリンパ液、細胞の周囲を満たす体液も、その多くが水です。
十分な水分摂取は、体液のバランスを保ち、腎臓が老廃物を尿として排泄する働きを支えるためにも重要です。
朝起きたとき。
エアコンの効いた室内で過ごす日。
就寝前の一杯。
こうした場面では、常温の水や白湯が身体になじみやすいと感じる方も多いでしょう。
アロマトリートメントの施術後に、私が「お水を飲んでくださいね」とお伝えしているのも、
水分補給によって身体の循環をサポートしていただきたいからです。
「どちらが正しい」ではなく、「役割を知って選ぶ」
27年間、多くのお客様のお身体に触れ続けてきて感じることがあります。
それは、
「○○が身体にいい」と言われるものを一つ取り入れるだけで健康になることは、ほとんどない。
ということです。
身体は毎日の積み重ねでできています。
暑い屋外で汗をたくさんかいた日は、麦茶が心地よく感じるでしょう。
一方で、室内で過ごす時間が長い日は、常温の水や白湯が身体に合うこともあります。
夏は、
「何を飲むか」よりも、今の身体が何を必要としているか。
そんな視点で飲み物を選ぶことが、自律神経や内臓への負担を減らし、
暑い季節を健やかに過ごす一歩につながるのではないでしょうか。
週末はぜひ、ご自身の身体の声に耳を傾けながら、一杯のお水や麦茶をゆっくり味わってみてください。
皆さまが、穏やかで健やかな週末を過ごせますように。
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ただの水と夏の麦茶。猛暑の水分補給は「役割」で選ぶ。解剖生理学から考える夏のセルフケア
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