大汗をかかない現代人へ。27年間、夏の身体に触れてきて感じる「隠れ冷え」のこと
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体が変われば、心も変わる。
一時的な技術ではなく、自ら体感し、自らの足で立つこと。
心と体の連動を骨格から紐解き、人生を再起動するサロン&スクール
tae Aromatherapy & Treatment / tae Therapist School
【7月10日】

大汗をかかない現代人へ。27年間、夏の身体に触れてきて感じる「隠れ冷え」のこと
こんにちは、tae aromaです。
7月第2週の金曜日を迎えました。今週も一週間、本当にお疲れ様でした。
まだ梅雨明け宣言は出ていない松山ですが、
連日の蒸し暑さに、身体も少し疲れ気味という方が多いのではないでしょうか。
今日は、この季節になると私が毎年のようにお伝えしている
「夏の隠れ冷え」についてお話ししたいと思います。
27年間で延べ約17,000人のお身体に触れてきました。
それは、「暑い」と感じていても、身体の奥は意外なほど冷えている方が少なくないということです。
現代人は「思い切り汗をかく」機会が少なくなりました
昔は夏になると、全身から玉のような汗を流すことが珍しくありませんでした。
一方、現代では、少し汗ばんだらエアコンの効いた室内へ入り、また外へ出る。
その繰り返しで過ごすことが多くなっています。
近年では、冷房の効いた環境で長時間過ごす生活が、
発汗の仕組みに影響を及ぼす可能性も報告されています。
私は長年、このような状態を「汗の内向」と表現してきました。
もちろん医学用語ではありません。
汗を十分にかききれず、
自律神経の働きも乱れ、
熱や水分の巡りがどこか滞っているように感じる身体を、
現場でそう呼んできたのです。
最近の研究を読むたびに、
長年お客様のお身体から感じ取ってきたことと重なる部分が少しずつ見えてきて、不思議な気持ちになります。
「暑い」のに身体の奥が冷えてしまう理由
もう一つ気になるのが、エアコンによる冷えです。
汗は蒸発するときに熱を奪います。
これは身体を守るために欠かせない大切な仕組みですが、
冷房の風が直接当たり続けると、汗が急速に乾き、
必要以上に身体の表面を冷やしてしまうことがあります。
さらに50代以降は、
体温調節の働きや血流の変化が若い頃とは少しずつ変わってきます。
そのため、ご本人は「暑い、暑い」とおっしゃっていても、
お腹や腰、お尻に触れると、ひんやりとした冷えを感じることが少なくありません。
これが、私が「夏の隠れ冷え」と感じている状態です。
手で触れるからこそ分かることがあります
施術をしていると、言葉と身体が一致しないことがあります。
「今日は暑かったです。」
そうお話しされる方のお腹や腰が、とても冷えている。
身体は一生懸命、この暑さに対応しようとしているのです。
だから私は、身体を責めることはありません。
身体は間違っているのではなく、その人を守ろうとして、今できる方法で頑張っている。
そう考えています。
夏だからこそ「温める精油」を少しだけ
この時季のトリートメントでは、ブレンドに温かみを感じる精油を少量加えることがあります。
例えば、ジンジャーやシナモン。
どちらも香りに力強さがあり、夏でも冷えが気になる方には、とても心強い存在です。
もちろん刺激があるため、ごく少量で十分。
お客様のお身体の状態を見ながら、香りのバランスを整えています。
そして夏に欠かせないのが、ペパーミントです。
メントールの爽やかな清涼感は暑さによる不快感をやわらげ、気分まで軽くしてくれます。
その心地よさが呼吸を深くし、緊張していた身体が少しずつゆるんでいく。
そんな変化を現場で何度も見てきました。
「冷やすため」というより、
「夏を心地よく過ごすため」の香りとして、私はよく取り入れています。
身体の声を大切にする週末を
スクールでも、これからは技術だけではなく、
「なぜ、その手技を選ぶのか」「なぜ、その精油を選ぶのか」という考え方を、
解剖生理学と臨床経験の両方からお伝えしていきたいと思っています。
身体は、暑さにも冷房にも、一生懸命適応しようとしています。
だからこそ、「暑いから冷やす」だけではなく、
「身体は今、何を必要としているのだろう」と少し立ち止まって感じてみる時間も大切なのではないでしょうか。
今週も本当によく頑張りました。
どうぞこの週末は、冷たい飲み物を少し控え、
シャワーだけで済ませず、ぬるめのお湯にゆっくり浸かってみてください。
身体の奥からふっと力が抜ける、そんな穏やかな時間になりますように。
参考文献
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/23720283/
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC6098859/
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/24598696/
※「汗の内向」は、tae aromaで長年用いている身体の状態を表す独自の表現であり、医学用語ではありません。
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大汗をかかない現代人へ。27年間、夏の身体に触れてきて感じる「隠れ冷え」のこと
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