「真っ直ぐ」のつもりが、身体に負担をかけている?
体が変われば、心も変わる。
一時的な技術ではなく、自ら体感し、自らの足で立つこと。
心と体の連動を骨格から紐解き、人生を再起動するサロン&スクール
tae Aromatherapy & Treatment / tae Therapist School
【9月23日 水曜日】

「真っ直ぐ」のつもりが、身体に負担をかけている?
気づくために、香りを使う
身体のどこかに負担がかかっているとき、
「ここがちょっとずれているな」
「いつもと違う感じがする」と、
自分で気づくことができれば、身体の使い方を見直すきっかけになります。
でも、実際にはそう簡単ではありません。
なぜなら、ずれていること自体を、自分では感じられないことがあるからです。
私自身、バレエの動きを練習していて、それを実感することがあります。
「脚を真っ直ぐ出している」と思っているのに、鏡で確認してみると、思っていた位置とは違っている。
自分の中では「真っ直ぐ」なのに、外から見るとそうではない。
この違いは、とても興味深いと感じます。
「ずれている」と感じられないのはなぜ?
私たちは、目で見なくても、自分の身体がどこにあるのかをある程度感じています。
筋肉や関節、皮膚などから送られてくる情報をもとに、
「今、脚はこのくらいの位置」
「身体はこれくらい傾いている」
「ここに力が入っている」.....と判断しています。
こうした感覚には固有感覚が関わっています。
ところが、長年の姿勢や動き方、痛みやけがなどによって、
その人にとっての「いつもの位置」が変わっていることがあります。
すると、少し偏った位置にいても、それを「普通」と感じることがあるのです。
つまり、身体がずれていることよりも、
ずれている状態を「ずれている」と感じられないことのほうが、やっかいなのです。
そして、その状態で毎日身体を使い続けると、身体の別の場所が補うことがあります。
脚の向きが少し違えば、膝や足首、股関節の動きにも影響する。
骨盤や体幹の位置が少し変われば、肩や首がその分を補う。
身体には大きな適応力がありますが、
同じ偏りが長く続けば、特定の筋肉や関節に負担が集まることがあります。
だからこそ、「痛いところを探す」だけではなく、
「自分が気づいていない身体の使い方」を知ることが大切なのだと思います。
1.鏡や動画で「感覚」と「実際」を比べる
そこで役に立つのが、鏡や動画です。
自分が「真っ直ぐ」と感じている姿勢や動きを、実際に目で確認してみてください。
たぶん.....「こんなに違うの?」ということがあると思います。
これは、自分の感覚が間違っているわけではないのです。
自分の身体について持っている感覚と、実際の位置を照らし合わせる作業です。
これを何度か確認していくと、「このくらいの位置だと、私は真っ直ぐだと感じるんだ」という、
自分の身体の特徴が分かってきます。
2.身体に軽く触れてみる
動かしている場所を、自分で軽く触れてみる方法もあります。
たとえば脚を動かすときに、太ももや骨盤まわりに手を添えてみる。
触れることで、その場所に意識を向けやすくなります。
「思っていたより力が入っている」
「こちら側はあまり動いていない」など、目だけでは分からなかったことに気づくことがあります。
これも、身体を無理に「正しい位置」にするためではありません。
まず、自分が気づいていなかった身体の状態を知るためです。
3.自分だけで分からないときは、第三者の目を借りる
そして、ここがとても大切です。
身体のことは、自分だけで確認するには限界があります。
自分から見えない場所もありますし、長年の癖になっている動きは、本人にとってはあまりにも自然だからです。
だから、ときには誰かに見てもらう。
セラピストやインストラクターなど、身体を見る人の目を借りることで、
「自分では気づかなかった」ことが見つかる場合があります。
そして、ここにはもうひとつ難しいところがあると感じています。
人は、自分の身体について指摘されると、知らず知らずのうちに緊張することがあるからです。
「ここが違いますよ」「もっとこうしてください」と言われると、
正しくやろうとするあまり、かえって身体に力が入ってしまう。
身体の状態を知るためなのに、指摘されたことで身体が固くなる。
これは、少し皮肉なことでもありますよね。
ここで、香りを使う
そこで、アロマテラピーの香りが役に立つ場面があります。
香りは、単に「いい香りでリラックスする」というだけではありません。
嗅覚は、情動や記憶などと深く関わる脳の領域とつながっています。
心地よい香りを感じながら、ゆっくり呼吸する。
施術を受けながら、自分の身体に意識を向ける。
そうした時間が、
「正しくしなければ」と頑張るのではなく、
自分の身体を感じるための余白をつくってくれることがあります。
もちろん、香りだけで身体の位置が正しくなるわけではありません。
しかし、
「指摘される」
↓
「直さなければ」
↓
「力が入る」
という流れではなく、
「香りを感じる」
↓
「呼吸が少しゆっくりになる」
↓
「身体の感覚に気づく」
↓
「自分で変化を感じてみる」
という時間をつくることはできます。
私は、ここにアロマテラピーの面白さがあると感じています。
「気づく」ことから始める
身体のズレは、いつも痛みとして教えてくれるわけではありません。
そして、自分では「真っ直ぐ」と感じている姿勢が、
実際には身体のどこかに負担をかけていることもあります。
「あなたは間違っています」と指摘する必要はなく、
大切なのは、
「今の身体は、どうなっているんだろう?」と、一緒に確かめていくこと。
鏡を見る
動画で確認する
身体に軽く触れてみる
第三者の目や手を借りる
そして、香りの中で少し力を抜いて、自分の身体を感じてみる
そうして初めて、
「私はここに力を入れていたんだ」
「思っていたより、こちらに体重がかかっていたんだ」
ということに気づくことがあります。
身体を整えることは、いきなり「正しい位置」に戻すことではないと思っています。
①自分では気づいていなかったことに気づく。
②そこから、自分の身体との付き合い方を少しずつ変えていく。
アロマテラピーは、そのための有効な手助けになれると思っています。
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「真っ直ぐ」のつもりが、身体に負担をかけている?
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