「皮脳同根」という言葉から考える、自分の身体との付き合い方
体が変われば、心も変わる。
一時的な技術ではなく、自ら体感し、自らの足で立つこと。
心と体の連動を骨格から紐解き、人生を再起動するサロン&スクール
tae Aromatherapy & Treatment / tae Therapist School
【9月11日(金)】

「皮脳同根」という言葉から考える、自分の身体との付き合い方
月曜日は、蕁麻疹にはさまざまなタイプがあり、原因がはっきりしない場合もあることについてお話ししました。
今日は、もう少し皮膚そのものを眺めてみます。
キーワードは、「皮脳同根(ひのうどうこん)」です。
皮膚と脳は、別々のもの?
私たちは普段、「脳は身体の中」「皮膚は身体の外」.....と考えています。
ですが、身体がつくられていく初期の段階で、
皮膚の表皮と神経系は、どちらも外胚葉という共通の組織を起源としています。
皮膚と脳が「同じもの」という意味ではありません。
ただ、皮膚と神経には、深いつながりがある.....そう考えるきっかけになります。
痒みは、皮膚だけの問題ではない
蕁麻疹のつらさの一つは、痒みでなないでしょうか。
痒い。気になる。掻いてしまう。眠れなくなる。眠れないことで、翌日さらに疲れる。
このように、皮膚に起きたことは、そのまま生活や気分にも影響してしまいます。
逆に、疲れているときや緊張しているとき、
普段なら気にならない身体の感覚が、とても大きく感じられることもあります。
皮膚と神経は、一方通行ではありません。
だから、皮膚の不調を考えるとき、
「皮膚だけを見る」.....という方法では足りないことがあります。
自分の身体ほど、気づきにくい
これは、セラピストとして仕事をしている私自身にも言えることです。
人の身体には気づけても、自分の身体になると案外わからない。
身体の記録を細かくつけていても、「何が原因だったのだろう?」と答えが出ないことがあります。
自分の身体は毎日使っているからこそ、その状態に慣れてしまう。
少しずつ変化していると、その変化そのものを「いつものこと」と受け取ってしまう。
だからこそ、第三者の目が役に立つことがあります。
誰かに身体を見てもらうということ
話を聞いてもらう。
身体に触れてもらう。
前回との違いを感じてもらう。
「今日はいつもより背中が硬いですね」
「少し疲れていませんか?」
そんな何気ない一言から、自分では気づかなかった変化に気づくことがあります。
セラピストは医師ではありません。
診断はできませんが、直接肌にふれ、お話しをじっくり聴くと、
いつもと違う感じがする。なので、「念のため、医療機関で確認してみませんか」.....とお伝えする。
必要なところへつなぐこと。
それも、身体に直接触れる仕事をする者の大切な役割だと考えています。
50代になると、「今までと違う」と感じることも
年齢を重ねていくと、「以前は大丈夫だったのに」と思うことが増えてきます。
眠り方が変わる。
疲れ方が変わる。
汗のかき方が変わる。
肌の感じ方も変わる。
それらをすべて「年齢のせい」と片づける必要はありません。
また、すべてを「自律神経のせい」とする必要もありません。
年齢、ホルモン、睡眠、免疫、紫外線、乾燥、気温、生活環境。
身体にはたくさんの要素があります。
だから、一つの原因を探すより、身体全体を眺める.....そんな視点が大切になってきます。
肌が敏感なときほど「足さない」
肌の調子が悪くなると、
「このクリームがいい」「このオイルがいい」「この精油がいい」と、何かを足したくなります。
ですが、皮膚が敏感になっているときほど、刺激を増やさないことも大切です。
特に蕁麻疹のような症状が出ているときに、自己判断で精油を患部へ塗ることはおすすめしません。
精油は植物そのものではなく、植物の芳香成分を濃縮したものです。
「天然だから肌にやさしい」わけではありません。
精油による接触アレルギーも報告されています。
「何を足すか」より、「何を休むか」。
これは、アロマテラピーでも大切にしたい考え方です。
そして、身体を休ませるために香りを使うという選択肢があります。
そのお話を、月曜日にもう少し具体的にお話ししたいと思います。
参考文献
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/7482777/
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC11139128/
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/30779160/
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「皮脳同根」という言葉から考える、自分の身体との付き合い方
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