ご飯を減らしているのに、脂肪肝?
体が変われば、心も変わる。
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心と体の連動を骨格から紐解き、人生を再起動するサロン&スクール
tae Aromatherapy & Treatment / tae Therapist School
【9月21日 月曜日】

ご飯を減らしているのに、脂肪肝?
「ダイエットのために、ご飯を減らしている。」
「糖質をできるだけ摂らないようにしている。」
そんなお話を、女性のお客様から聞くことがあります。
それなのに、健康診断では「脂肪肝」と指摘される。
先日、サロンのお客様から健康診断の結果についてお聞きしました。
脂肪肝だけでなく、膵臓や心臓についても医療機関で確認が必要な項目があったそうです。
60歳目前になって、いくつもの項目を指摘される。
でも、この脂肪肝については、
30代後半から指摘されている女性のお客様が、これまでに少なくとも2人いらっしゃることを記憶しています。
脂肪肝は、年齢を重ねてから突然始まるものとは限りません。 だから、早い段階で食生活を見直すことが大切だと思います。
脂肪肝は、肝臓だけの問題ではない
現在、「NAFLD(非アルコール性脂肪性肝疾患)」という呼び方から、MASLD(代謝機能障害関連脂肪性肝疾患)という名称への変更が進んでいます。
これは単に、名前の変更.....ではありません。
脂肪肝を、肝臓だけの問題ではなく:
糖尿病、肥満、脂質異常、高血圧などを含む代謝の問題と関連する病気.....として捉える考え方です。
2024年のEASL-EASD-EASO国際ガイドラインでも:
MASLDの管理では、食事、運動、体重管理、飲酒の見直しとともに、糖尿病などの併存疾患を適切に管理することが推奨されています。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/38851997/
ここで気になるのが『糖尿病』と『腎臓』です。
MASLDと2型糖尿病には強い関連があり、両者は互いに影響し合うことが報告されています。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/39099428/
脂肪肝と慢性腎臓病との関連についても:
複数の研究をまとめたメタ解析で関連が報告されています。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/37201293/
つまり、「脂肪肝だから、肝臓だけ気をつければいい」.....とは言えないのです。
身体全体の代謝を見直すきっかけとして考えたほうがよいのです。
脂肪肝は、薬だけで解決するものではない
とても誤解されている方が多いのでは?と思うところがあります。
それは、脂肪肝と診断されたら、「薬を飲めばいい」という考え方。
現在は、病態によって薬物療法が使われることがあります。
一方、2024年の国際ガイドラインが基本としているのは、食事、運動、体重管理などの生活習慣の改善です。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/38851997/
つまり、薬だけではなく、毎日の生活そのものが治療の土台になる。.....ということです。
毎日何を食べるのか。
毎日何を飲むのか。
毎日どのくらい身体を動かすのか。
そして、毎日必要な睡眠や休息がとれているのか。
こうした日々の積み重ねが、長い目で見た身体の状態につながります。
「糖質を減らす」だけではなく、炭水化物の質を見る
ダイエットをするとき、
「糖質を減らさなくては」と考える人は少なくありません。
でも、炭水化物はすべて同じではありません。
WHOの2023年ガイドラインでは、炭水化物について「量」だけではなく質が重要だとされています。
炭水化物の主な供給源として、全粒穀物、野菜、果物、豆類などをすすめています。
成人では、野菜・果物を合わせて1日400g以上、食品由来の食物繊維を25g以上摂ることも推奨されています。
https://www.who.int/publications/i/item/9789240073593?utm_source=chatgpt.com
「ご飯を食べない」
「パンを完全にやめる」
「麺類は絶対に食べない」.....ということだけを目標にしないで欲しいのです。
どんな炭水化物を、どのくらい食べるのか? これを考えることが大切です。
見落としやすいのが「飲み物」
食事は一生懸命考えているのに、飲み物はあまり気にしていない。これ意外とありませんか?
野菜ジュース
果汁飲料
清涼飲料水
加糖コーヒー飲料
スポーツ飲料
甘味のある健康飲料.....など。
「野菜不足だから野菜ジュースを飲んでいる」
「健康のために、この飲料を毎日飲んでいる」という場合もあるでしょう。
野菜ジュースがすべて悪いという話ではありません。商品によって糖類や食物繊維などの内容は違います。
ただ、「健康によさそう」というイメージだけで選ばず、栄養成分表示を見ること!.....これは重要です。
甘い飲み物と脂肪肝の関係
砂糖を含む飲み物については、脂肪肝との関連を調べた研究が数多くあります。
35,000人以上を含む2019年のメタ解析では、砂糖入り飲料の摂取とNAFLDとの関連が報告され、摂取量が多いほどリスクが高くなる傾向が示されています。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31234281/
ここで、もう一つ知っておきたいのが『果糖』です。
砂糖として使われるショ糖(スクロース)は、ブドウ糖と果糖が結びついた二糖類です。
また、果糖ブドウ糖液糖などの異性化糖を使った飲料には、ブドウ糖と果糖が含まれています。
果糖は主に肝臓で代謝されるため、摂り過ぎた場合には肝臓での脂肪合成との関係が研究されています。
そのため、脂肪肝を考えるときには:
「甘いものを食べているか」だけではなく、「何を飲んでいるか」にも目を向ける必要があります。
しかし「果糖は悪いから、果物なども避ける」ということではありません。
果物には糖だけでなく、食物繊維やビタミン、ミネラルなども含まれます。
考えたいのは、特に糖を含む飲料を習慣的に、まとまった量で摂取すること。
だから「私は毎日、何を飲んでいるだろう?」ということに目を向けて欲しいのです。
「ご飯を減らす」より先に、「飲み物を見直す」
もし毎日、甘い飲み物を飲んでいるなら、まず飲み物を無糖に変えてみる。
水
無糖のお茶
無糖のコーヒー
食事と一緒に、適量のご飯。
そして、野菜、豆類、魚、肉、卵などを組み合わせる。
「何かを完全に禁止する」のではなく、毎日の食事を整えていく。
このほうが、長く続けやすいのではないでしょうか。
健康診断の「脂肪肝」をそのままにしない
脂肪肝は、初期には自覚症状がほとんどないことがあります。
「痛くないから大丈夫」ではなく、健康診断で見つかったときが、身体を見直すタイミングなのです。
血糖値
中性脂肪
コレステロール
血圧
肝機能
腎機能
そして体重や腹囲
一つ一つの数字だけを見るのではなく、身体全体を眺めてみる。
もし脂肪肝を指摘されたら医療機関で必要な検査や評価を受けながら、日々の食事や飲み物についても振り返ってみる。
それは、将来の糖尿病や腎臓、心血管系の健康を考えるうえでも大切なことです。
自分の身体を守れるのは、自分だけ!
医師は診察してくれます。
必要な薬も処方してくれます。
管理栄養士から食事のアドバイスを受けることもできます。
セラピストは、身体に触れながら、変化に気づくお手伝いができます。
でも、毎日その身体と一緒に暮らしているのは、自分です。
何を食べるのか。
何を飲むのか。
どう休むのか。
身体から出ている小さなサインを、そのままにするのか。
少し立ち止まって考えるのか。
誰かに任せきりにはできません。
自分のその身体、最後まで自分でしか守れないんです。
食養生は、特別なことではありません。
毎日の食事を、自分の身体のために選ぶこと。
そこから始まるのではないでしょうか?
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ご飯を減らしているのに、脂肪肝?
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