最新！なぜ筋トレで肌は白く美しくなるのか？

tae Shirakata
11月17日
読了時間: 9分

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最新！なぜ筋トレで肌は白く美しくなるのか？

35歳からの美肌を創る「マイオカイン」の驚くべきパワー

そのシミ、諦めていませんか？

私自身の肌に起きた「奇跡の変化」

35歳を超えてくると、鏡を見るたびにため息が出る瞬間が増えてきます。

「しっかりお手入れしているのに、なぜか肌がくすんで見える」

「昔はなかったシミが年々濃くなってきた気がする」……。

美容のプロとして、精油を用いたお手入れで多くのお客様の顔のお悩み（シミやしわ、たるみ）に真摯に向き合い、その改善に尽力してきました。

私自身、精油の持つパワフルな力で、肌のトーンアップやハリの維持を実感している一人です。

しかし数年前から始めた「大人バレエ」

この習慣が、私の美肌ケアに全く新しい次元をもたらしてくれたのです。

週に一度でも、体幹から足先まで集中して動かし『流れる汗をかく運動』

を,,,行った翌日、肌の透明感が明らかに増していることに気づきました。

精油を使ったフェイシャルケアの効果はもちろん絶大ですが、

この運動による変化は、それとは異なる「内側から湧き出るような輝き」なのです。

この変化を見て、私は確信しました。

スキンケアで肌に栄養を与える「塗るケア」だけでなく、

「動くケア」が加わることで、美肌効果は劇的に加速するのだと。

変化を感じると「欲」が出てくるのが

美のサイクル

少しでも顔の肌が良くなってくる変化を感じると、

「もっと良くなりたい」という『美への欲』が出てきます。これはとても大切なモチベーションです。

肌が整えば、精油でのお手入れももっと真剣になりますし、バレエで身体を動かすことへの意欲も高まります。

さらにこの相乗効果を最大化したいと思い、食事の内容や睡眠時間など生活習慣全体へと意識が広がるのです。

この「内側からの変化」の鍵こそ、

まさに科学が証明した『マイオカイン』という物質にありました。

今日は、なぜ筋トレをすると肌が美しく白くなるのか、その科学的なメカニズムと、私たち35歳以降の女性が実践すべき美肌のための筋トレの黄金律を、プロの確信をもって詳しくお伝えしたいと思います。

１. 美肌を叶える「体内ホルモン」

マイオカインとマイオネクチンの正体

これまで肌を美しく保つためには、コラーゲンやヒアルロン酸を補給すること、そして女性ホルモンが重要だと考えられてきました。もちろん、これらは真実です。

しかし、最新の医学研究によって、

「筋肉が自ら、全身の健康と美しさをコントロールするホルモンのような物質を分泌している」

という驚くべき事実が明らかになりました。それが、マイオカインMyokineです。

マイオカインは、筋肉が収縮することで分泌され、血液に乗って脳や骨、脂肪、そしてもちろん「肌」にも運ばれ、様々なポジティブな影響を与える生理活性物質（ペプチドやタンパク質）の総称です。別名「筋肉から分泌されるホルモン」とも呼ばれます。
このマイオカインの中には、免疫機能の調整、脂肪分解の促進、脳機能の改善など、全身のエイジングケアに必須の働きをするものが数多く含まれています。
そしてそのマイオカインの中でも、私たちが最も注目すべき「美肌成分」が、マイオネクチンMyonectinなのです。

注目の美肌物質「マイオネクチン」とは

マイオネクチンは、まさに私たちの肌を内側から輝かせるために筋肉が作り出す、特別なタンパク質です。
この物質の最大の魅力は、シミの原因となるメラニン生成に対して、決定的な作用を持つ点です。

細胞レベルの最新研究では

＊マイオネクチンが、メラニン色素を作り出す細胞（メラノサイト）の働きを直接的に抑制することが確認されています。つまり、マイオネクチンを増やすための筋トレは、肌に外側から美白化粧品を塗るアプローチと異なり、内側からシミの元を断つという、極めて根本的かつ強力なアプローチを可能にするのです。

＊これは、単なる血行促進や栄養補給といった間接的な効果にとどまりません。

事実として、

筋肉量の多い人は、そうでない人に比べ、加齢によるシミの発生が少ない傾向にあることが確認されています。

２. 【科学的裏付け】

筋トレが美肌を創る３つのメカニズム

なぜ筋トレがこれほどまでに強力な美肌効果をもたらすのでしょうか。

マイオカインをはじめとする、科学的に証明された３つのメカニズムを解説します。

メカニズム①

マイオネクチンによる「メラニン抑制」と「内側からの美白」

先述の通りマイオネクチンはメラニン産生を抑制する、肌の『自衛物質』です。

これは、「肌が白くなる」という現象に対して、極めて理にかなった説明となります。

抑制効果： マイオネクチンは、紫外線などの刺激を受けて活性化したメラノサイトに対して、「これ以上、メラニンを生成する必要はない」というストップ信号を送ります。
蓄積の予防： 運動習慣によってマイオネクチンの分泌が安定すると、メラニンが過剰に作られ、肌に蓄積していくのを防ぎます。

美白のためのスキンケアを毎日頑張っている方も多いでしょう。

＊その効果を最大限に引き出すためにも、体内でマイオネクチンを常時生産できる状態を作っておくことが、35歳以降の美肌戦略において必須となるのです。

メカニズム②

成長ホルモン分泌による「ハリ」と「ターンオーバー」の改善

筋トレ、特に負荷をかけたトレーニングは、マイオカインだけでなく、もう一つ重要な美容ホルモン「成長ホルモン」の分泌を促します。

成長ホルモンは、単に身長を伸ばすだけでなく、細胞を修復し、新しく作り変える「再生の司令塔」の役割を果たします。

コラーゲン・エラスチンの生成： 成長ホルモンは、肌のハリと弾力を支えるコラーゲンやエラスチンの生成をサポートします。35歳以降で肌のたるみやシワが気になり始めた方にとって、これは最も重要な効果の一つです。
ターンオーバーの活性化： 肌の古い角質が剥がれ落ち、新しい肌に生まれ変わるサイクル（ターンオーバー）が促されます。活発なターンオーバーは、くすみの原因となる古い角質や、表面に浮き出てしまったメラニンを速やかに排出し、透明感のある明るい肌へと導いてくれます。

この成長ホルモンは、加齢とともに減少するため、筋トレによって意図的に分泌を促すことが、年齢に負けない肌を保つ秘訣となります。

メカニズム③

全身の血行改善による「酸素と栄養」の供給

運動、特に少し汗ばむ程度の運動を継続すると、体が温まり全身の血行が良くなります。

この血行促進は、肌に不可欠な基礎工事のようなものです。

細胞への栄養供給： 血液の循環がスムーズになると、肌細胞に必要な酸素や栄養（あなたが摂取しているビタミンや、精油などで取り入れた美容成分も含む）が、肌の末端まで効率よく行き渡りやすくなります。
老廃物の排出： 滞っていた血液の流れがスムーズになることで、細胞や血液の中に溜まった二酸化炭素や老廃物も排出されやすくなります。

身体ぜんたいの新陳代謝が活発になり、

結果、肌は内側から潤いと輝きを取り戻し、肌色がワントーン明るく見えるようになります。

３. 美肌効果を最大限に高める！

効率的な筋トレの「ゴールデンルール」

美肌のために筋トレを始めるなら、より効率的に、そして安全に取り組みたいですよね。

マイオカインの分泌を最大限に高めるには、「全身の大きな筋肉」をターゲットにすることが鉄則です。

ターゲットは「全身の大きな筋肉」

マイオネクチンをはじめとするマイオカインの分泌は、筋肉量と筋肉への刺激（負荷）に比例します。
特に、身体全体の筋肉量の約7割を占めている下半身の筋肉（太もも、ふくらはぎ、お尻）と、身体を支える体幹の筋肉（お腹、背中）は、優先して鍛えるべき部位です。これらの大きな筋肉を動員することで、最も効率よくマイオカインを大量に分泌させることができます。

プロアスリートの肌が美しい理由

プロのアスリート、特に現役を引退した方々の多くは、シミやシワがとても少なく、美肌の方が多いことに気づきませんか？

もちろん、彼女たちは紫外線予防や保湿など、基本的なセルフケアを徹底しています。

しかし、その根本的な美肌の土台は、「継続的な筋肉への刺激」によって生み出されるマイオカインにあるのです。

日々のトレーニングが、彼らの体内工場で休むことなく美肌物質を生産し続けているからに他なりません。

４. 始めるのに遅すぎることはありません

美肌は、高価な化粧品や特別なエステだけで手に入るものではありません。

精油や化粧品での「塗るセルフケア」を継続しつつ、筋トレによる「体内からの分泌ケア」を組み合わせること。
この『動くケア』と『塗るケア』の融合こそが、35歳以降の女性が目指すべき、最も効果的で持続可能な美肌戦略です。

筋トレすると肌が白くなる！美しくなる！これは、最新の科学が証明した事実です。

65歳を過ぎても美肌ホルモンは味方になってくれる

この記事を読んでいる読者の中には、65歳を超え「今から激しい運動なんてできない」と腰が重くなっている方もいらっしゃるかもしれません。

しかしご安心ください。

美肌を創るマイオカインの分泌は、年齢に関係なく、筋肉に「刺激」が入ることで始まります。