香りでリラックスできる人、できない人。アロマテラピーは万能なのか?
体が変われば、心も変わる。
一時的な技術ではなく、自ら体感し、自らの足で立つこと。
心と体の連動を骨格から紐解き、人生を再起動するサロン&スクール
tae Aromatherapy & Treatment / tae Therapist School
【10月9日 金曜日】

香りでリラックスできる人、できない人。アロマテラピーは万能なのか?
「ラベンダーはリラックスできますよね?」
アロマテラピーの話をしていると、そんな質問を受けることがあります。
確かに、ラベンダーの香りを吸入したときの不安への影響は、臨床研究で調べられています。
①ただ、研究結果をすべての人に当てはめられるわけではありません。
②研究の方法や対象者にも違いがあり、さらに検討が必要とされています。
何よりラベンダーの香りを心地よいと感じる人もいれば、苦手だと感じる人もいるのです。
アロマテラピーは、誰にでも同じように作用するものではありません。
香りの感じ方は、人それぞれ
香りを嗅いだとき、私たちは単に「いい匂い」「苦手な匂い」と判断しているだけではありません。
・過去の記憶や経験
・そのときの気分など.....も香りの感じ方に関係しています。
同じ香りでも、ある日は心地よく、別の日には強すぎる...と感じることがあります。
以前は好きだった香りを、今日はあまり嗅ぎたくない。そんなことがあっても、不思議ではありません。
私は、精油を選ぶときに、香りの一般的な特徴だけで決めることはしないようにしています。
その人が、今、その香りをどう感じてくださるのか?
これを大切にしています。
「この精油は○○に効く」と決めつけない
精油の作用については、さまざまな研究が行われています。
・例えば、吸入によるアロマテラピーと不安に関するシステマティックレビューでは、肯定的な結果が報告された研究がある一方
・精油の種類や使用量、実施方法にばらつきがあり、研究の質にも課題があると指摘されています。
つまり、「ラベンダーだからリラックスできる」「柑橘系だから気分が明るくなる」と、
香りの名前だけで結果を決めることはできないのです。
・研究で示された効果と
・目の前の人が感じる心地よさは
分けて考える必要があります。
香りを使うときに、気をつけたいこと
天然の精油だからといって、誰にでも安全というわけではありません。
香りで頭痛や吐き気、咳などが出る人もいます。
苦手だと感じたら、無理に使い続けないことが重要です。
精油を原液のまま肌につけること飲用すること避けてください。
肌に使用する場合は精油ごとの注意事項を確認し適切に希釈する必要があります。
また、呼吸器の過敏さやアレルギーなどがある場合には、使用方法や環境にも配慮が必要です。
「身体によいはずだから」と我慢して使うものではありません。
香りを、自分の状態に気づくきっかけにする
私は、香りを使うときに、こんなふうに自分に問いかけてみることをおすすめします。
今、この香りを心地よいと感じるだろうか。
強すぎると感じていないだろうか。
香りを嗅いだとき、呼吸や身体の感覚に何か変化があるだろうか。
すぐに答えを出そうとしなくてもかまいません。
心地よいと感じたら、その感覚を少し味わってみる。
そして、何も感じなければ、それも一つの反応なのです。
苦手なら、香りから離れてもいい。
香りを嗅ぐこと自体が目的なのではありません。
香りを手がかりに、自分が今どんな状態にあるのか、意識を向けてみることに意味があると思います。
香りに意識を向け、呼吸や身体の感覚を静かに観察する。
こんな時間が、香りを用いた瞑想の入り口にもなります。
アロマテラピーは万能でないのかもしれない。
効果を決めつけず、苦手な人に無理に勧めず、その人自身の感覚を尊重する。
香りを選ぶことは、自分の感覚を確かめることでもある。と思うのです。
そんなアロマテラピーとの付き合い方を30年近く大切にしてきたセラピストです。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/37031643/
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/37998470/
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香りでリラックスできる人、できない人。アロマテラピーは万能なのか?
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