手から皮膚への刺激が自律神経と皮膚のハリに関係する!
毎日のスキンケア動作習慣が
心拍自律神経活動や皮膚状態に影響する可能性を見出した。
ワクワクする記事が載っていましたので、ご紹介したいと思います。
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花王スキンケア研究所・感覚科学研究所は、神戸大学大学院システム情報学研究科 上原邦昭名誉教授(現大阪学院大学)との共同研究によって、毎日のスキンケア動作習慣が心拍自律神経活動や皮膚状態に影響する可能性を見出した。
スキンケア前後には、気分に関するアンケートと心拍変動(心拍自律神経活動)も計測。手の動きの速度から各速度成分比率を求め、心拍自律神経と皮膚状態との関連を調べた。
その結果、ゆっくりとした手の動き(速度成分1~7cm/秒)の比率が高い人ほど、スキンケア後、心拍副交感神経活動が増大していた。
さらに、ハンドプレス(速度成分0~1cm/秒)の比率が高い人は、心拍交感神経活動が低下することがわかった。
このことから、ハンドプレスやゆっくりとした手の動きである0~7cm/秒の速度成分比率は、心拍自律神経活動のバランスに影響を及ぼし、よりリラックスした状態に導くと考えられた。
一方、やや速い手の動き(速度成分10~22cm/秒)の比率が高い人は、皮膚の弾力性が高いこともわかった。
「楽しい群」と「楽しくない群」
スキンケアに対して肌への効果だけでなく、楽しさや心の充足を求める人を「楽しい群」、スキンケアを義務的に行っている人を「楽しくない群」とし、手の速度や心拍自律神経活動を比較した。
すると、楽しい群は楽しくない群に比べて、ゆっくりとした手の動きである速度成分(1~10cm/秒)の比率が高いこと、スキンケア後に心拍交感神経活動が低下していることがわかった。
毎日習慣的に行っているスキンケア動作は、手から皮膚への物理的刺激を通して心拍自律神経活動のバランスに影響を与える一方、皮膚のハリに関与している可能性も示唆された。
週刊粧業オンライン9月15日 https://www.syogyo.jp/news/2020/09/post_028762

スキンケアを行う際には、楽しむ気持ちを持って、ゆっくり優しく肌に触れることで、リラックス効果や肌の弾力に良い影響がありそうだ。という研究記事です。