

身体は季節に遅れて反応する 内臓感覚という調律装置
「内なる季節の声」に耳をすませる夏へ
身体は季節に遅れて反応する――内臓感覚という調律装置
梅雨が明けて、季節はたしかに前へ進みました。
けれど「体の中の季節は、それよりもほんの少し遅れて巡っている」ことがあります。
お腹が重いとき、食欲が定まらないとき、
それは「いま切り替えてるから、ちょっと待ってね」という体からのサインかもしれません。
そんなとき、体の中をジャッジせず、ただ静かに触れて、確かめる。
それだけで、内臓感覚という『体の知性』が、また少し目覚めてくるのだと思います。