虫の季節。殺虫と忌避(キヒ)
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GWは見事なお天気つづきでした。皆さん楽しく過ごされたのではないでしょうか?
サロン周辺のコインパーキングは数台の車だけ、街中とても静かな時間が過ぎました。
さて、そろそろ『虫』の季節ですね。
お城山が近いせいか、お客様と一緒にカメムシ君のご来店もあったり、時々大騒ぎしてしまうtaeAromaです。
サロンは6階なので「蚊」もいないのでは?とお客様にも言われますが、たまに「蚊」も高いところに登りたくなるのか「プ~~ン」という音と共に現れたりします。本当にたまに、ですが。
「蚊」といえば「蚊取り線香」を思い浮かべるのは昭和世代だからでしょうか?私の実家では「蚊取り線香」が活躍する季節になりました。
実家の母が庭仕事をする際に未だ必要になるのが「蚊取り線香」です。土や植物が多い場所には色々な虫がいて、気温が上がってくると虫たちの動きも超活発になってきますね。
蚊取り線香は「殺虫剤」ですが、「虫除け剤(忌避剤)」とどんな違いがあるのかご存知ですか?
私たちが迷惑だと考える虫には
蚊、ハエ、ゴキブリ、ノミ、ハチ、シロアリ、カメムシ・・・六脚類昆虫
ムカデ、ヤスデ・・・多足類
ダニ、シラミ、くも・・・鋏角類(キョウカクルイ)
害虫とは 〜人に対する影響をはじめとして分類しています。〜
感染症を媒介する恐れのある虫:蚊、ハエ、ゴキブリ、ノミ、ダニ、シラミ (衛生害虫)
これらの虫を対象とする殺虫剤を法律で規制しています。(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律=薬機法)
↓
蚊:マラリア、デング熱、感染症を媒介
ハエやノミ、ゴキブリ:糞や死骸からペスト、腸チフスなど消化器系の伝染病
ノミ、ダニ、シラミ:吸血され、痒みや痛みを起こす。ダニやシラミ(病原体となる細菌やウイルス、リケッチアなどを持つ個体に噛まれると)日本紅斑熱、重症熱性血小板減少症候群などを媒介する。
ハチ、ムカデ、くも、ヤスデ、シロアリ、カメムシ、ナメクジ・・・一部毒を持つものもありますが衛生害虫には含まれていません。

殺虫剤
戦後、虫を媒介に広がる感染症の広がりを防ぐためにDDT(ジクロロジフェニルトリクロルエタン:白い粉状の殺虫剤)をヒトの全身に大量に振りかけて、チフスやコレラを減らす目的で使われましたが、現在は使用禁止になっています。
現在はピレスロイド系殺虫剤、これに似た化合物の殺虫剤が多く使われています。蚊取り線香、電子蚊取り、エアゾールタイプなどの色々な製品が販売されています。
ピレスロイド系
天然の除虫菊から抽出された殺虫成分”ピレトリン”とよく似た化学構造を持つ合成化合物を総称した言葉。
温血動物に対する毒性が低い、生体内での分解、排泄が極めて速く、慢性毒性の心配が少ない。
蚊取り線香
虫を殺す(殺虫)ピレスロイド系の成分が含まれている。
カブトムシなど昆虫全般に殺虫効果がある。
熱帯魚や金魚など水中の魚に対しも毒性が強い。
ヒトの目や鼻、喉などの粘膜に刺激を与えることがある。
喘息な呼吸器系の持病のあるヒトには使えない。

虫除け剤(昆虫忌避剤)DEET、イカリジンという成分が虫除け剤として使われてます。
DEET
皮膚に直接、衣類に塗布する。
昆虫やダニ(ツツガムシ病やライム病)による吸血を防ぐ。
蚊(日本脳炎、デング熱、ジカ熱、ウエストナイル熱、マラリア)を防御する。
高い有効性と安価。
日本では2016年、有効成分DEET30%が、第二類医薬品として製造販売承認を受けている。
デューク大学によると連続的大量摂取により神経毒性がみられたという報告がある。https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/14713564/
イカリジン
DEETと同等の効果があり、皮膚刺激性がない。
プラスチックを溶かさない。
小児への使用制限&回数制限がない。
嫌なニオイがない。
繊維や樹脂を痛めにくく、服の上から使用してもほとんど影響を生じない。
厚労省の議事録には「昆虫の触覚の感覚子上に存在する受容体の作用し、ヒトなどの吸血源の認知を阻害することで忌避効果を発揮すると考えられる。」
from wiki
自分で書いていて、不安や不信を感じてしまいます。汗
お子さんや高齢の方、妊婦さんやニオイに敏感な方など、本当に選んで使わないといけませんね。

さて、精油には昆虫忌避効果はあるものの、殺虫効果はありません。
精油は植物のエネルギーのかたまりですから、虫を殺す効果がないことは納得できます。
植物は動物のように動くことができませんから、自ら発する「香り」等によって虫を寄せ付けないよう自分を守っています。
そんな植物のエネルギーのかたまり精油は、化学物質を含まないので皮膚への負担が軽いことがメリットの一つです。
また、植物の香りですから、リラックスできたり、リフレッシュできたり、集中力をアップさせたりと様々な効果を期待できます。
精油をそのまま使う、こともありですが、スプレーやクリームなど手作りするのも楽しみの一つになると思います。
ただ、手作りした場合は保存保管する際に注意が必要です。
昆虫忌避効果のある精油
シトロネラ
レモングラス
ゼラニウム
ユーカリ・シトリオドラ
ティートリー
パチュリ
一般に売られている精油には化学合成されたものもあります。必ず100%天然のものを選んでください。そして精油の蓋を開けるとすぐに酸化が始まります。半年程度で使い切る量をお買い求めください。
虫除けスプレーをすでに今年も作ってあります。
用意するもの
精製水、消毒用エタノール、遮光瓶、精油、ビーカー、ガラス棒
①ビーカーに消毒用エタノールを20ml入れ、精油を20滴落とします。
②ガラス棒でしっかり混ぜ、遮光瓶に移し替えます。
③精製水をビーカーで量り(80ml)、遮光瓶に加えます。
④よく混ぜて、使うときにはしっかり振って使ってください。
エタノールが入っていますが、3週間くらいで使い切ってください。
消毒用エタノールですので、赤ちゃん、お子さん、肌の弱い方には肌に直接吹きかけないようにしてください。
精油の量(滴数)が多ければ良いわけではありません。
ご利用の際には十分に注意し、違和感等あれば使用をすぐに中止してください。
これからの季節、山や海、戸外で活動する機会も増え、お家にいてもコロナのため換気の回数がとても増えていると思います。ぜひ精油をお役立てください。
サロンでは衛生面に十分注意しております。
ご不安なこと、ご質問等がございましたら、ぜひお問い合わせ下さいね。
精油の香りとオイルの効果効能
+
肌に触れるタッチングを用いることで
女性特有の痛みや辛さを緩和したり
ストレスや疲労を軽減させ深くリラックスできるようになることで
深い呼吸をえられ
血の巡りが良くなり
副交感神経の働きを優位にさせ
姿勢が整い
しっとり弾力のある肌へ導く
健康と美容にアプローチするアロママッサージ施術です。
食事やエクササイズなどの生活習慣を少し見直すことで、体も心も元気で綺麗で過ごして頂けるようお手伝いする、女性の幸せのためのホリスティックなサロンです。
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