冬の偏頭痛を科学で読み解き、アロマでやわらげる
- tae Shirakata

- 1 日前
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セラピストLIFEを楽しくする「tae Therapist School」
心・からだ・肌をアロマテラピーで整える
ホリスティックAromaサロン「tae Aromatherapy & Treatment」

冬の偏頭痛を科学で読み解き、アロマでやわらげる
— tae aromの実践ガイド —
◆ はじめに
寒くなってくると、
「最近、頭がズキズキする日が増えました…」とお客様からご相談を受けることが増えます。
忙しさ、冷え、気圧の変化、日照時間の短さ...冬は心身にとってストレスの多い季節です。
では、本当に「冬は偏頭痛が増える」のでしょうか?
科学的な知見を踏まえつつ、サロンで培った経験から、
冬の頭痛と上手につき合うためのセルフケアやアロマの活用方法をご紹介します。
「なんとなく不調」を少しでも軽くできるよう、わかりやすくまとめました。
◆ 冬に偏頭痛は増えるの? 研究が示すポイント
最新の報告では、気象の変化が偏頭痛の誘因になり得ることが示されています。
ただし、すべての人に当てはまるわけではなく、個人差がとても大きいのが特徴です。
● 気圧の低下がトリガーになる人がいる
観察研究では、通常の気圧(約1013hPa)から6〜10hPaほど低下すると頭痛が増えやすいという結果があります。敏感な方は「雨が来る前にズキッとくる」タイプですね。
● 気温・湿度・風など「複合要因」が関係
寒さで血管が縮こまり、肩〜首がこりやすいことも頭痛悪化の一因になります。
湿度、空気汚染、風など、いくつかの要素が重なる時に症状が出やすいという報告もあります。
冬だから全員増える、わけではなく、「冬はトリガーが重なりやすい季節」と理解するのが正確です。
◆ 冬の頭痛メカニズム
サロンでよくお伝えしている「痛みのしくみ」を簡潔に3つに整理しました。
① 気圧の変化 → 自律神経の乱れ
急な低気圧や風の変化は、自律神経や内耳に作用し、痛みの閾値を下げることがあります。
② 寒さ → 血管収縮&首肩の緊張
冷えは血流を悪くし、肩こりや緊張型頭痛も重なりやすくなります。
偏頭痛と緊張型がミックスするとツラさが倍になってしまいますね。
③ 日照時間の減少 → 睡眠リズムの乱れ
冬はメンタルも揺れやすい季節であり、睡眠の質の低下も偏頭痛と関係します。
◆ 自宅でできる 冬の頭痛セルフケア
A. 温める? 冷やす?(即効性あり)
前兆〜こりが強いとき:温める ホットタオルや入浴で首肩の血流を改善。
ズキズキ悪化しているとき:冷やす こめかみや額を軽く冷却すると楽になることも。
※どちらが合うかは体質により異なるので、試しながら探していきましょう。
B. 呼吸法で自律神経を整える
ゆっくりした呼吸は副交感神経を高めてくれます。
精油の香りを一緒に使うと、リラクゼーション効果がアップします。
C. 頭痛日記(トリガー発見の近道)
発作の時間
天気・気圧
睡眠
前後の食事
ストレス状況
この5つを書くと、自分の「天気感受性」が見えやすくなります。
D. 首肩・耳周りのセルフマッサージ
短時間でOK。こりが強い日は、何よりも先に血流改善が鍵です。
◆ アロマテラピーで痛みを和らげる
冬は香りがとても役立つ季節。臨床でよく使う精油と、その理由をご紹介します。
● おすすめ精油
ラベンダー・ファイン 鎮静・睡眠改善。夜のケアに最適。
ペパーミント 冷感でスッキリ。こめかみに少量だけ塗布すると楽になることも。
ローマン・カモミール 神経の緊張を緩める。オイルトリートメントに向く。
ユーカリ 呼吸が楽になり、頭の重さが取れやすい。
● 簡単レシピ
首肩の温湿布
ホットタオル+精油1滴
5〜10分当てるだけで血流UP
こめかみ用ブレンド(少量)
スイートアーモンド油10mL
ペパーミント1滴+ラベンダー1滴
※妊娠中・授乳中・てんかん・高血圧の方は使用制限あり!必ず確認をしてください。
◆ あなたの頭痛には「あなたの答え」があります
偏頭痛は本当に個人差の大きい症状です。
「天気のせいでしんどい…」「今日は動けない」そんな日があるのは自然なこと。
サロンでは、
合う精油
温冷の使い分け
日常のクセ
姿勢・呼吸 などを一緒に確認し、その方に合わせたケアをご提案しています。
無理せず、できるところから整えていきましょう。
(たまに天気のせい休みを自分に許しても大丈夫です。自然からのメッセージということで😊)
◆ 参考文献
1.Denney DE, et al. Whether Weather Matters with Migraine. Current Pain and Headache Reports. 2024. DOI: https://doi.org/10.1007/s11916-024-01216-8 PMC: https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC10940451/
2.Okuma H, et al. Examination of fluctuations in atmospheric pressure related to migraine. SpringerPlus. 2015. DOI: https://doi.org/10.1186/s40064-015-1592-4 PMC: https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC4684554/
3.Li W, et al. Weather, ambient air pollution, and risk of migraine headache onset among patients with migraine. Environment International. 2019. DOI: https://doi.org/10.1016/j.envint.2019.105100 PMC: https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC7523027/
4.Kelbert J, Tobin S. The Effect of Ambient Temperature on Migraine Disease: A Scoping Review. Brain and Behavior. 2024. DOI: https://doi.org/10.1002/brb3.70708 PMC: https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC12370836/
冬の偏頭痛を科学で読み解き、アロマでやわらげる
年齢による体調の変化や、漠然とした不調(不定愁訴)を感じている
忙しさの中でも「美しさ」や「心地よさ」をあきらめたくない
自分ひとりで何とかしようと頑張りすぎてしまう
深くリラックスし、呼吸や自律神経を整えたい
血流を促し、肌や姿勢まで整えていきたい
時間を無駄にせず、効果的に整えたいと考えている
信頼できるプロに、自分のケアをゆだねたい
taearomaは、そんなあなたのための
医学的・ホリスティックな視点に基づいたメニュー構成のアロマテラピー・トリートメント専門店です。

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