蒸し暑い夏にぐっすり眠るための精油とマッサージ
- tae Shirakata
- 7 時間前
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Summer Sleep Aroma
蒸し暑い夏にぐっすり眠るための精油とマッサージ
早いもので8月も下旬。暦の上では秋の気配が漂う頃ですが、今年は梅雨が短く、猛暑と湿気が長く続いています。
夜になっても気温が下がらず、
「寝苦しい」
「体がだるい」と感じている方も多いのではないでしょうか。
実際に、街を歩いていると重そうな体を引きずるように歩いている人を多く見かけます。
これは単なる疲労ではなく、自律神経のバランスが崩れているサインかもしれません。
高温多湿の環境では交感神経が優位になりやすく、心身が常に緊張状態に置かれてしまいます。
そのため副交感神経への切り替えがうまくいかず、眠りが浅くなるのです。
自律神経と睡眠の関係(セラピストの視点)
臨床研究では、不眠や睡眠の質低下は免疫機能やメンタルの安定に影響することが報告されています。
特に今夏のように夜間も高温が続く状況では、体温調節のために交感神経活動が抑えきれず、睡眠構造が乱れやすいのです。
実際、「入眠はできても途中で何度も目が覚める」「夢ばかり見て眠った気がしない」と訴えるケースが増えるのは、自律神経の過緊張による典型的な症状なのです。
セラピストがすすめる安眠精油
一般的にラベンダーやオレンジはよく知られていますが、実際の臨床現場では「それでも眠れない」という方が少なくありません。その際に役立つのが、次のような精油です。
1. プチグレン
ビターオレンジの枝葉から抽出され、鎮静・抗不安作用が確認されています。
ラベンダーよりもシャープで爽やか、夏の寝苦しさに効果的。
ブレンド例:プチグレン2滴+ベルガモット1滴+ゼラニウム1滴
2. バジル
精神疲労や頭の重さをやわらげ、鎮静効果も併せ持つ。
「疲れすぎて眠れない」ケースに適応。
ブレンド例:バジル1滴+ラベンダー2滴+ライム1滴
3. マージョラム・スイート
鎮静作用が強く、不安や心身の緊張をほぐす。
筋肉のこわばりや肩の張りを伴う方に有効。
ブレンド例:マージョラム2滴+プチグレン1滴+ローマンカモミール1
4. サイプレス
呼吸を深め、胸部の圧迫感や息苦しさを軽減。
蒸し暑さで呼吸が浅くなる方に。
ブレンド例:サイプレス1滴+プチグレン1滴+ベルガモット2滴
5. ベチバー
土のような香りで“グラウンディング”効果を持つ。
精神的な不安定感や更年期世代の睡眠障害に適応。
ブレンド例:ベチバー1滴+ラベンダー2滴+プチグレン1滴
マッサージでリラックスを深める(臨床経験より)
足首からふくらはぎ
下半身にこもった熱を流す目的で有効。
夏のむくみにも対応。
首すじ・胸鎖乳突筋まわり
呼吸を深め、副交感神経のスイッチを入れる。
PC作業で肩首が硬い方におすすめ。
お腹(時計回りにやさしく)
内臓のリズムを整え、安心感をもたらす。
特に胃腸不調を抱える方に役立ちます。
精油は必ずキャリアオイルで希釈し、濃度は1%程度(大人であれば精油1滴に対して植物油5mlが目安)を守ることが安全のために重要です。
今日のまとめ
蒸し暑さで眠れないのは「体力不足」ではなく「自律神経の乱れ」が原因。
プチグレン、マージョラム、ベチバーといった専門家ならではの隠れ安眠精油が効果的。
マッサージを組み合わせることで、睡眠の質が改善し翌朝のだるさも軽減できます。
香りとタッチを正しく活用することで、自律神経をリセットし、この厳しい夏を少しでも快適に乗り越えていただければと思います。蒸し暑い夏にぐっすり眠るための精油とマッサージをご紹介しました。
年齢による体調の変化や、漠然とした不調(不定愁訴)を感じている
忙しさの中でも「美しさ」や「心地よさ」をあきらめたくない
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