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皮脳同根の視点から見たアロママッサージの力

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ホリスティックAromaサロン「tae Aromatherapy & Treatment」




皮脳同根の視点から見たアロママッサージの力


頭皮トリートメント(マッサージ)で「脳と心」がゆるむ

皮脳同根の視点から見たアロママッサージの力


1.触れるだけで「脳まで整う」 皮脳同根という考え方

施術をしていると、お客様の中には「頭皮をほぐすだけでこんなに変わるんですね!」と驚かれる方が多くいらっしゃいます。昨日も、頭皮のトリートメント(マッサージ)を約15分行っただけで、頬の位置や額の高さ、後頭部から僧帽筋にかけての緩みが目に見えて変化しました。

一方で、その変化を「よくわからない」と感じる方も実際には少なくありません。それは触れられる感覚に鈍感になっていたり、体が常に緊張モードにあると、脳が「ゆるみ」をキャッチしにくくなるのです。

ここで大切なのが、「皮膚と脳は同じルーツを持つ」という皮脳同根(ひのうどうこん)という考え方。これは、皮膚と脳が発生学的に同じ「外胚葉」からできているという事実に基づいていて、皮膚に触れることは、脳に触れることでもあるという深い意味を持っているのです。



2.頭皮マッサージで「顔」も「肩」も軽くなる理由

多くの方が「頭皮マッサージって気持ちいいですよね」と言われます。確かに、頭をもみほぐすとスッキリしますが、実はそれだけではありません。頭皮には毛細血管と神経が密集しており、わずかな刺激でも自律神経が反応します。

最新の神経生理学の研究によれば、皮膚を優しく刺激することで、脳内の扁桃体や視床下部が穏やかに反応し、副交感神経が優位になって呼吸がゆっくり、脈拍が整い、ホルモンバランスが安定することがわかっています。

つまり、頭皮トリートメントは単なる「リラックス法」ではなく、脳の緊張を解き、自律神経のリズムを整える深い手当てなのです。

また施術中に「フェイスラインが上がってきた」「呼吸がしやすい」と感じるのは、頭部から首、そして鎖骨下へと続くリンパの流れが促され、血流と筋膜のバランスが整ったサインです。

  • 研究でも、頭部のリリースが末梢血流と心拍変動(HRV)を改善させることが確認されています。The effect of craniosacral therapy on the autonomic nervous system: a systematic review.



3. 腋窩リンパとのつながり 出口を開くことで整う全身の流れ

頭皮ケアの効果を最大限に引き出すために欠かせないのが、腋窩(わきの下)のリンパ節です。一見、頭とは離れた部位に思えますが、実はリンパのルートで密接につながっています。

  • 頭皮 → 耳下腺リンパ節 → 頸部リンパ節 → 鎖骨下リンパ節 → 腋窩リンパ節この流れの最終出口が腋窩。つまり、いくら頭皮や首を緩めても、出口が詰まっていては老廃物は流れきれないのです。

腋窩には、リンパだけでなく腕神経叢という太い神経の束が通り、肩・腕・手指の感覚を司っています。首や僧帽筋の硬さがこの神経やリンパを圧迫すると、肩こり・手のだるさ・顔のむくみなどが起こります。

ですから、頭皮を緩めた後に腋窩をやさしく開放することで、リンパ・神経・筋膜の三方向から流れが整うのです。 

  • Stecco博士らは、頭頸部の筋膜リリースが肩甲帯の血流を改善することを報告しており、臨床でも「頭をほぐしたら肩が軽くなった」という感覚の裏付けとなっています。 The Effects of Fascial Manipulation of the Neck and Scapular Region on Microcirculation in Healthy Subjects: A Randomized Crossover Study.



4. 頭皮トリートメントは「ただのマッサージ」ではない

よく「頭皮マッサージって自分でもできますよね?」と聞かれます。もちろん、ご自宅でのセルフケアも良いのですが、緩め方にはコツとポイントがあるのです。

サロンで行うトリートメントは、単に指で押すのではなく、呼吸のリズムと筋膜の流れを感じ取りながら「待つ」タッチを使います。この「待つ」時間、皮膚を通して脳に安全の信号を伝え、深層の筋肉や神経の緊張を自然に解放していきます。

見た目はシンプルですが、実際は解剖学と神経生理に基づいた「考えられた手技」なのです。それが15分という短い時間でも、顔の左右差や後頭部の緩みに明確な違いを生む理由です。



5. 皮脳同根トリートメントがもたらす心身の変化

実際に施術を受けられた方からは、こんな声が多く寄せられます。

  • 「頭が軽くなって、目の奥までスッキリ」

  • 「首から肩にかけての重さが消えた」

  • 「フェイスラインが上がったのに、力が抜けている感じ」

  • 「呼吸が深くなって、夜ぐっすり眠れた」

これらはすべて、「皮膚から脳へ」「脳から全身へ」という自然な循環が整った証です。脳が落ち着けば自律神経が整い、ホルモンや免疫も安定していきます。

特に、更年期世代の女性ストレスによる不眠・肩こり・むくみを感じやすい方には、頭皮+腋窩リンパを組み合わせたトリートメントはおすすめです。体の外側を整えながら、内側のバランスを穏やかに整えることができます。



6. 「触れること」は、心を撫でること

皮膚と脳はひとつの根。だからこそ、優しいタッチは心を安心させ呼吸を深め、人が本来持っている「自己回復力」を静かに目覚めさせます。

サロンでは、アロマの香りに包まれながら、頭皮から腋窩そして背中や脚へと流れをつなぐトリートメントを行っています。初めての方でも、15分ほどで顔の印象や姿勢が変わることがあります。

もし今、頭の重さ・心の疲れ・呼吸の浅さを感じているなら、そのサインは「脳が休みたい」という体からのメッセージかもしれません。

皮膚を通して脳を整える。

これが、アロマテラピー・トリートメントが持つ、静かで深い力です。


皮脳同根の視点から見たアロママッサージの力



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