猛暑の中に秋を感じる理由 精油で備える季節の変わり目対策
- tae Shirakata
- 3 日前
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猛暑の中に秋を感じる理由
精油で備える季節の変わり目対策
連日の猛暑が続く中、ふと吹く風に「あれ、なんだか秋っぽい?」と感じることはありませんか? この数日、風に秋を感じるセラピストです。
このことをサロンにご来店のお客様にお話したところ、その感覚には科学的な根拠があるんです。と教えてくださいました。
今年の特異な気象パターンと太陽の角度変化によるものだそうで、私たちは確実に季節の変わり目を迎えているんです。
アロマテラピーとは関係なさそう? いえいえ、季節の変わり目で体調が芳しくない方が多い理由も納得です。
そこで今日のブログは、なぜ猛暑の中でも秋の気配を感じるのか、その理由を詳しくお伝えし、さらに早めに訪れる秋の変化に備えた精油を使った対処法もご紹介したいと思います。
2025年の異例な梅雨と季節変化
記録的に短かった梅雨期間
今年の梅雨は、これまでにない特徴的な展開を見せました。6月27日には、九州、四国、中国、近畿地方で平年よりかなり早く梅雨明けが発表されました。例年ならば7月中旬以降になることも多いこのタイミングでの梅雨明けは、記録的な早さといえます。
この極端に短い梅雨期間は、従来の季節パターンを大きく変化させ、気温や湿度、そして風の質にも影響を与えています。
太陽の角度が教えてくれる季節の変化
「太陽の角度が違う」という感覚
夏の太陽は空の高い位置に見え、冬は低く見えるように、地球から見た太陽の通り道は季節によって違います。
太陽が真南に到達したときの太陽高度のことを「南中高度」といい、夏至は1年の中でもっとも南中高度が高くなり、冬至は1年の中でもっとも南中高度が低くなります。
東京の場合、夏至の南中高度は78°、冬至は30°程度です。そして夏至(6月21日頃)以降は、太陽の角度が日々わずかずつ下がり始めます。
興味深いことに、最も暑い時期は7月下旬から8月上旬頃(大暑)ですが、そのころには太陽の傾きも低くなってきているのです。
なぜ猛暑なのに「風に秋」を感じる理由
この微妙な季節の変化を感じ取るのは、決して思い込みではありません。次の要因が重なって、人の五感が季節の変わり目を察知しているのです。
1. 太陽角度の微細な変化
夏至を過ぎると太陽の南中高度が日々わずかずつ下がり、日照の質が微妙に変化します。これが風の温度や質感に影響を与えます。
2. 梅雨期間短縮の影響
従来なら7月中旬まで続くはずの梅雨が6月末に終わったため、大気の循環パターンが早期に変化しました。
3. 日照時間の減少
夏至を過ぎると日照時間が徐々に短くなり、これが体感温度や風の質に影響しています。
4. 大気の状態変化
梅雨明け後の急激な高温により、上空の大気の状態が変化し、風の性質も変わります。
精油で備える季節の変わり目対策
季節の変わり目は、体調を崩しやすい時期でもあります。特に今年のような異例な気象変化には、早めの対策が重要です。精油を使った自然な方法で、季節の変化に身体を適応させてくださいね。
免疫力サポートの精油
ティートリー
抗菌・抗ウイルス作用が強く、季節の変わり目の体調管理に最適
使用法:ディフューザーで芳香浴、または少量をキャリアオイルで希釈してマッサージ
ユーカリ
呼吸器系をサポートし、気温変化による不調を予防
使用法:吸入(お湯に数滴垂らして蒸気を吸う)、胸部へのオイル塗布
ラベンダー
自律神経を整え、季節変化によるストレスを軽減
使用法:就寝前のディフューザーや枕に1-2滴滴下
気分調整とエネルギーバランス
ベルガモット
気分を明るくし、季節の変わり目の憂鬱感を和らげる
使用法:朝の芳香浴、手首に希釈し塗布
ペパーミント
頭をクリアにし、集中力を高める
使用法:少量をこめかみに塗布(必ず希釈すること)、芳香浴
ローズマリー
記憶力と集中力を高め、季節の変わり目の倦怠感を軽減
使用法:朝の芳香浴、入浴時に数滴
実践的な使用方法
毎日のルーティンに取り入れる
朝:ペパーミント + ローズマリーで目覚めをサポート
昼:ベルガモットで気分リフレッシュ
夜:ラベンダーでリラックス
週2-3回の特別ケア
ユーカリ蒸気吸入(呼吸器ケア)
ティートリー希釈液でのマッサージ(免疫サポート)
携帯用アロマ
小さなボトルに好みの精油を入れて持ち歩き、気分転換に使用
手浴で簡単セルフケア
手浴は、全身浴よりも手軽で時間もかからない優れたセルフケア方法です。特に季節の変わり目には、以下のような場面で効果的です。
こんな時に手浴が有効!
体調不良の初期症状を感じた時
38-40℃のお湯に精油を2-3滴加えて5分間手浴
おすすめ精油:ティートリー、ユーカリ、ラベンダー
効果:血行促進により免疫力をサポート、症状の悪化を予防
冷房による冷えや疲労を感じた時
少し熱めのお湯(40-42℃)でじんわりと温まる
おすすめ精油:ローズマリー、ジンジャー、スイートオレンジ
効果:末梢血管を拡張し、全身の血流を改善
ストレスや緊張を感じた時
ぬるめのお湯(38-40℃)でゆっくりとリラックス
おすすめ精油:ラベンダー、ベルガモット、カモミール
効果:副交感神経を優位にし、心身の緊張を和らげる
集中力が続かない時
適温のお湯(39-41℃)で頭をスッキリさせる
おすすめ精油:ペパーミント、ローズマリー、レモン
効果:脳の血流を改善し、集中力と記憶力を向上
睡眠の質を向上させたい時
就寝1時間前に温かいお湯でリラックス
おすすめ精油:ラベンダー、ネロリ、サンダルウッド
効果:体温調節機能を整え、自然な眠気を誘発
手浴の基本的な方法
洗面器に手首まで浸かる程度のお湯を張る
精油を2-3滴垂らしてよく混ぜる
両手を5分間浸す
終了後は手をよく乾かし、必要に応じて保湿する
手浴のメリット
時間がない時でも10分程度で完了
服を脱がずに気軽に実践できる
職場や外出先でも可能(精油なしでも効果あり)
全身浴に比べて体への負担が少ない
血行促進により手先の冷えも改善
安全な使用のための注意点
精油は必ず希釈して使用(原液での肌への直接塗布は避ける)
妊娠中・授乳中の方は使用前に専門家に相談
アレルギー反応が出た場合は使用を中止
品質の良い精油を選び、正しい保管を心がける
今日のまとめ
猛暑の中に感じる秋の気配は、自然の繊細な変化を感じ取る私たちの感覚の鋭さを表しています。太陽の角度変化、短い梅雨期間、そして大気の状態変化が重なって、確実に季節は移り変わっています。
この変化に備えて、精油を使った自然な方法で体調管理を行うことで、季節の変わり目を健やかに過ごすことができます。身体の声に耳を傾け、自然のリズムに合わせた生活を心がけましょう。猛暑の中に秋を感じる理由 精油で備える季節の変わり目対策についてご紹介しました。
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今回ご紹介した精油や手浴は、一般的な使用方法です。しかし、アロマテラピーの真の力を発揮するには、一人一人の体質や体調、生活環境に合わせたオーダーメイドのアプローチが重要です。
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暑さが続く中でも、確実に秋は近づいています。今から準備を始めて、季節の変化を楽しみながら健康に過ごしていきましょう。専門的なサポートが必要な時は、いつでもお気軽にご相談ください。
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