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プライドは、弱さを包むやさしい力

セラピストLIFEを楽しくする

 tae Therapist School

心・からだ・肌をアロマテラピーで整える

ホリスティックAromaサロン

tae Aromatherapy & Treatment




プライドについて考えたこと

プライドは、弱さを包むやさしい力  

自分らしく生きるために、私たちができること



最近、SNSでこんな言葉を見かけました。

> 「変なプライドは捨ててって言われるけど、私はそう思わない。」

読んだ瞬間、ふっと気持ちが動きました。  

過去の自分にも、今の自分にも、どこか重なるような気がしたからです。



私は35歳でセラピストの道を選び、今では静かな小さなサロンを営んでいます。  

それまでは会社員として忙しく働き、自分の感情よりも「責任」や「頑張ること」を優先する日々を送っていました。

誰かに頼らず、甘えず、迷わず――  

そんなふうに、強くあろうと必死でいたあの頃を思い出します。



でも今なら言えます。

「プライドって、なくしたほうがいいものじゃない。」  

むしろそれは、自分の弱さをやさしく抱きとめるものでもあるのかもしれない、と。



今日のブログでは、会社員だった私のこと、セラピストとして過ごす今のこと、  

そして植物の力を借りながら感じてきた、心とからだのつながりについて、少しだけ綴ってみようと思います。



若い頃、私がまとうことで守っていたもの

20代、30代前半。  

会社という場所で過ごしていた私は、とにかく戦っていたような気がします。  

自分の失敗や無力さを見せるのが怖くて、「大丈夫、大丈夫」と自分に常に言い聞かせながら、平気なふりをしていました。


職場では、「人に頼らないこと」や「一度で覚えること」が美徳とされ、  

わからなくても聞けないまま、ただ飲み込むような場面も多かったように思います。


そのうち周囲と程よい距離を取り、「必要以上に期待しない」ように接するのが自分のスタイルになっていきました。


でも本当は、傷つきたくなかっただけ、だったんだなと、今では思います。  

「プライドを持って生きる」というより、プライドを着て自分を守っていた!ような感じでした。



香りが導いてくれた、もうひとつの生き方

セラピストとして働きはじめて、アロマテラピーの世界に本格的に触れたとき、  

私は「香りって、思っていた以上に深いものなんだ」と正直驚きました。


植物から抽出されたエッセンシャルオイルは、ただいい香りがするだけでなく、  

人の呼吸や心拍、思考まで、穏やかにそして静かに影響してくれる存在でした。


-ある香りをきっかけに、涙を流されるお客様もいらっしゃいます。  

-思いがけず、笑みがこぼれる方もいらっしゃいます。


そんな瞬間に立ち会うたび、私は感じてきました。

癒しとは、感情を我慢することではなく、ちゃんと自分に戻ることなんだ、と。


そして、プライドという言葉もまた、  

本来はそういう「自分を大切にする感覚」に近いのかもしれないと、思うようになりました。



プライドの語源

「プライド」って、強そうな響きがありますよね。  

でも言葉の成り立ちを調べてみると、そこには温かい背景があることに気づかされます。


-たとえば、ラテン語の prodesse は「役に立つ・価値がある」、  

-古フランス語の prud は「勇敢な・立派な」といった意味を持っているそうです。


つまりプライドは、本来は自分や他人にとって役に立つ力だったのです。



心理学の研究では、「プライド」には2つの種類がある

  • Authentic Pride(本来のプライド)  

 …努力や成長を通して生まれる、穏やかな自己信頼。

  • Hubristic Pride(こわばったプライド)  

 …「他よりすごく見えたい」など、自己防衛からくる緊張感。


私たちが苦しくなるのは、たいていこの後者のプライドではないですか。  

前者のように、じんわり心に根ざしたプライドは、  人生に芯を通してくれる、とても心強い存在だと感じます。



40代以降 「自分らしさ」と出会いなおすとき

40代以降の女性には、いろいろな変化や分岐点がやってきますよね。

・体調のゆらぎや更年期のこと  

・親や家族のこと  

・仕事の立ち位置の変化  

・若さではない、魅力の探し方

私は、そんな一つ一つにきちんと向き合いたいと思っています。


そして、「自分らしさって何だろう?」と立ち止まるときこそ、  

プライドという言葉との距離感を見直すチャンスでもあるのかなと感じるのです。


“すごい”自分じゃなくてもいい。  

“完璧”じゃなくて大丈夫。  

ちゃんと笑って、ちゃんと迷って、それでも前を向こうとしてる今の自分。

「私は、私でいいんだ」と、思える時間が一番のエネルギーになります。



感情ではなく、「自分の魂」とつながる

落ち込んだ日が、翌日にはスッと軽くなっていたり、  

あんなにイライラしたのに、数時間後には笑っていたり。  

私たちの「感情」は、とても流れやすいものなのです。


でも、本来の自分は、もっと静かな奥深いところにあると思います。


本当のプライドもまた、感情のアップダウンに巻き込まれるものではなくて、  

自分の中の静けさとやさしさを信じる力なのかもしれません。


だから、

- 人の評価に振り回されすぎず  

- 不安を悪者にせず、「ああ、今ちょっと怖いんだな」と認めてあげて  

- 「どう見られるか」よりも、「私はどうありたいか」を大切にして

そんなふうに、生きていきたいと思っています。



 自分を磨くことは、自分に戻っていくこと、自分の魂と繋がること

「自分磨き」という言葉、よく聞きますよね。  

でも実は、「何かを足していくこと」よりも、  余計な力みを脱いで、本来の自分に戻っていくことに近い気がしています。


-アロマや植物が持つ、自然体のエネルギーのように、

-しなやか、シンプル、根を深〜く張って、穏やか。


そんな自分を思い出すことが、  

きっとこれからの美しさやたのしさに、つながっていくのではないでしょうか。




もし今、立ち止まっているとしたら

もし今、あなたが「プライドが邪魔をしてるかも」と感じていたら、  

それは「変なプライドを捨てる」のではなくて、  

「大切に持ちなおしてあげるタイミング」なのではないでしょうか。


そして、もし「前に進めない」と感じているなら、  

それはあなたに「何かが足りない」からではなく、

もうすでに持っている何かに、まだ気づいていないだけなのかもしれません。


あなたの中には、もう十分に優しさも、しなやかさも、強さも根づいている。

それを少しずつ、何度でも確かめながら、 ゆっくりと「本来の自分」に戻っていく。

その歩みこそが、 これからの自分をつくっていく、ほんとうの自分磨きなのだと思います。


プライドは、弱さを包むやさしい力。



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