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猛暑と湿度と紫外線がもたらす「肌のアンバランス」

セラピストLIFEを楽しくする「tae Therapist School」

心・からだ・肌をアロマテラピーで整える

ホリスティックAromaサロン「tae Aromatherapy & Treatment」


猛暑と湿度と紫外線がもたらす「肌のアンバランス」

夏の終わりに見えてくる“顔の変化”

40代・50代・60代の肌ケアと精油&有効成分の力



1、猛暑と湿度と紫外線がもたらす「肌のアンバランス」

2025年の夏は、例年以上の猛暑となりました。梅雨明けは早く、朝から30度を超える日が続き、湿度も予想外に高く、肌と体のバランスが大きく崩れています。室内ではエアコンの冷気にさらされ、外では容赦ない紫外線。そして、日々の寒暖差と湿度変化により、自律神経は疲弊し、肌の機能も不安定になっています。


そんな中、サロンにいらっしゃるお客様から

  • 「Tゾーンはテカるのに、鼻や頬のあたりが乾燥して粉を吹いてしまう」

  • 「毛穴が目立って、メイクがうまくのらない」

といったご相談が増えています。


これはインナードライと呼ばれる状態で、皮脂は出ているのに、角質層の水分量が著しく減少しているサインです。

  • このような肌のアンバランスは、自律神経の乱れにも関係しています。

  • 交感神経が優位になると、皮脂分泌が促進され、乾燥が進むという悪循環になるんですね。


というわけで、夏こそ、顔の肌は「しっかり保湿」と「優しい鎮静」が必要になります。




2、年齢別:日本人女性の肌の変化と悩み

◆ 40代:女性ホルモンの低下が始まる

40代に入ると、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が徐々に減少します。

  • エストロゲンには肌の水分保持やコラーゲン生成を助ける働きがあるため、その低下は肌のハリや弾力の低下につながります。

  • 特に「毛穴が目立つようになった」「夕方になると顔がくすむ」といった声が多く、たるみ毛穴や肌の透明感の低下が起こりやすくなります。

◆ 50代:閉経前後のホルモン変化

50代は閉経の時期と重なり、女性ホルモンが急激に減少します。

  • これにより肌の乾燥が著しく進み、皮膚が薄く感じられるようになります。

  • シミやくすみ、弾力のなさに悩まされる方が多くなり、「なんとなく老けて見える」印象を抱きやすくなります。

  • これは、紫外線による光老化の影響も重なって出てくる時期です。

◆ 60代:バリア機能の低下と皮膚の菲薄化

60代になると、皮膚はさらに薄くなり、水分を保つ力が大幅に低下します。

  • 皮脂腺の働きも弱まり、肌は乾燥しがちに。

  • 毛穴も目立ちやすくなり、特に頬の毛穴がしずく型に広がる傾向が見られます。

  • また、フェイスラインのたるみや、頬・鼻周りの乾燥が共存するのも特徴です。



3、鼻や頬の「毛穴と乾燥」に効く有効成分

皮膚科学の研究に基づき、年齢と共に変化する肌悩みに対応できる有効成分を紹介します。

①ナイアシンアミド(ビタミンB3)

  • 保湿力を高め、皮脂バランスを整える効果があります。

  • 毛穴の開きやたるみにも有効で、特に40代以降におすすめです。

②ヒト型セラミド

  • 皮膚のバリア機能を高め、水分保持力を改善します。

  • 乾燥による赤みやかゆみを和らげる効果も。

③レチノール(ビタミンA誘導体)

  • ターンオーバーを促進し、コラーゲンの産生を助けます。

  • 毛穴のたるみによる開き、ハリ不足に対応可能です。

④ビタミンC誘導体(APPSなど)

  • 抗酸化作用に優れ、紫外線ダメージによるシミやくすみに有効です。

  • コラーゲン合成を促進し、毛穴改善にも有効。




4、精油のパワーを『肌と心』に届ける

自然の力を生かした精油は、肌の再生や鎮静、そして精神的なストレス軽減にとても役立ちます。

◆ 鼻や頬の毛穴・乾燥対策におすすめの精油と成分

  • フランキンセンス(乳香):α-ピネンが皮膚再生を促進し、肌の引き締めに効果。

  • ローズオットー:シトロネロール、ゲラニオールが皮膚の弾力を高め、女性ホルモン様作用も期待できる。

  • ラベンダー:リナロール、酢酸リナリルがバリア機能をサポートし、ストレスによる皮脂過剰を鎮める。

  • パルマローザ:ゲラニオールにより保湿・皮膚軟化・皮脂調整の効果。

  • サンダルウッド:サンタロールが乾燥肌に潤いを与え、皮膚を守る。




5、セラピストの立場からの「正しい夏の顔care」提案

猛暑の夏は「皮脂が出ている=潤っている」と勘違いしがちですが、実際は角質層が乾いていることが多く見られます。朝晩のスキンケアはもちろん、日中の保湿と鎮静も意識することが大切です。

◆ 朝のスキンケア

  • 洗顔はぬるま湯+泡洗顔で摩擦を避ける

  • 精油(ラベンダー・フランキンセンス)入りミストで潤いを補給

  • セラミド入りクリームで保護膜を形成

◆ 日中のケア

  • エアコンの中で乾燥しないよう、精油ミストを携帯

  • SPF30〜50の日焼け止めを必ず使用

◆ 夜のスキンケア

  • メイクオフは優しく(クレンジングミルクやバーム)

  • 精油ブレンドローションで鎮静と保湿(例:ローズ+パルマローザ)

  • ナイトクリームに精油1滴を混ぜて「肌を包み込む」

精油を使用する際は、ホホバオイルやマカダミアナッツオイルなど皮膚親和性の高いキャリアオイルに希釈することを基本とします。




6、年齢・夏・日本人の肌に寄り添うスキンケア

肌は「年齢 × 季節 × 気候」によって常に変化しています。特に日本人の肌は繊細で水分を失いやすいため、保湿・鎮静・バリア機能のサポートが大切です。

40代、50代、60代、それぞれの肌に合ったケアを選び、精油の自然な力を活かすことで、肌はもちろん心までも整えることができます。

「美しい肌」は、外側だけでなく内側の状態、そして心の安定から生まれます。この夏を乗り越えた肌に、今こそご褒美を与えてあげましょう。

猛暑と湿度と紫外線がもたらす「肌のアンバランス」について詳しくお伝しました。




追記:お伝えしたいこと

私から一つ、お伝えしたいことがあります。 

このブログでは化粧品のブランドはあえて書きませんでした。なぜなら、大切なのは「今のあなたの肌に何が必要か」見極める力です。

  • どんな高価なものでも、成分が今の肌に合っていなければ意味がありません。 成分表を見て、自分に必要なものを選ぶこと。それがこれからのスキンケアの土台になると私は考えています。


そしてもうひとつ、私が精油の使用を少しでもおすすめしたい理由。 それは、精油の成分は「肌」という物理的な面だけではなく、心にも深く作用するということを、26年以上の現場経験から確信しているからです。

  • 香りは脳に直結し、自律神経やホルモン、感情にまで影響を与えます。肌の悩みの背景には、ストレスや心の揺らぎがあることも多いもの。だからこそ、香りを味方にすることは、スキンケア以上の意味を持つと私は感じています。


今はもう、精油を全く知らない人の方が少ないかもしれません。 だからこそ、「誰かに勧められたもの」ではなく、「自分に合う香り・成分」を選んで、心・身体・肌のバランスを上手に取っていってほしいのです。

もし、どの精油が自分に合うかわからない時は、気軽に聞いてくださいね。




成分を見て選ぶためには、実際に化粧品の成分表示や表記名を知っておく必要があります。

4つの有効成分が日本や海外の化粧品でどのように表示されているか、具体的な表記例をまとめておきます。

👀化粧品の裏面での成分表記の具体例

1. ナイアシンアミド(ビタミンB3)

🔸 成分表での表記名

  • ナイアシンアミド(日本語表記)

  • Niacinamide(INCI名・国際表示名称)

👆探すポイント

  • 成分一覧の前半にある場合、配合量が多い(高濃度)

  • 「美白」「毛穴ケア」「皮脂バランス」などの効果をうたう製品に含まれることが多い。

2. セラミド(ヒト型)

🔸 成分表での表記名(ヒト型セラミドの場合)

  • セラミドEOP(Ceramide 1)

  • セラミドNP(Ceramide 3)

  • セラミドAP(Ceramide 6 II)

  • セラミドNG、NS、AG など(複数種類あり)

👆探すポイント

  • 「ヒト型セラミド」とは、人の肌に存在するセラミドと同じ構造をもつもののことです。

  • 成分表では「セラミド+アルファベット」で表記されているのが本物のヒト型。

  • 例:セラミドNP、セラミドAPなどが記載されています。

⚠️注意

  • 「セラミド様成分(疑似セラミド)」は「セレブロシド」「スフィンゴ脂質」など別名で表記されるため、間違えないようにしてください。

3. レチノール(ビタミンA)

🔸 成分表での表記名

  • レチノール(日本語表記でも同じ)

  • Retinol(INCI名)

👆探すポイント

  • 表記はそのまま「レチノール」または「Retinol」

  • 低濃度(0.01〜0.1%程度)でも効果が期待できますが、刺激性があるため夜用に使われる製品が多い。

  • 「パルミチン酸レチノール(Retinyl Palmitate)」というマイルドな誘導体もあります。

⚠️ 注意

  • 妊娠中の使用制限があります。

4. ビタミンC誘導体(APPSなど)

🔸 成分表での表記名

  • パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na

  • 3-O-エチルアスコルビン酸

  • リン酸アスコルビルMg(MAP)

  • アスコルビルグルコシド(AA2G)など。

👆探すポイント

  • 「アスコルビン酸(=ビタミンC)」という文字を探す。

  • 「水溶性」「脂溶性」「両親媒性」によって吸収率や安定性が異なる。

  • APPSは「パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na」として記載される。

⚠️ 注意

  • 「ビタミンC誘導体」といっても製品によって安定性や濃度に差があります。

  • 敏感肌には「AA2G(アスコルビルグルコシド)」など穏やかなタイプが向いています。


成分表チェックのコツ

  • 配合量の多い順に記載されている(日本製の場合)

  • 名前が難しくても、「ナイアシンアミド」「セラミド+アルファベット」「レチノール」「アスコルビル〜」などのキーワードを意識してみてね。

  • 「植物エキス」や「香料」に惑わされず、主成分に着目することが大事です。




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