猛暑の汗対策に「シトラスハグ」--- ウエットタオル+香りで熱中症を防ぐ新習慣
- tae Shirakata

- 7月25日
- 読了時間: 7分
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猛暑の汗対策に「シトラスハグ」
ウエットタオル+香りで熱中症を防ぐ新習慣
こんにちは、セラピスト歴26年、taeです。
今年の夏は猛暑を超えて、灼熱という表現の方がしっくりくるほどでは?
外に出ると、もわっとした熱気が体にまとわりつき、歩いただけで汗が噴き出す…。こんな時、汗対策にハンドタオルやフェイスタオルを何枚か持って出かける方も多いでしょう。実際、私もその一人です。
ですが、「汗を乾いたタオルで拭く」ことが、かえって熱中症リスクを高めてしまう可能性があると知っていましたか?
今回は、セラピスト視点+エビデンスに基づいた汗対策として、
✅ ウエットタオルで汗を拭くべき理由
✅ タオル素材や拭き方の注意点
✅ アロマスプレーとの併用のメリット、、をご紹介します。
🤎「乾いたタオルで汗を拭く」ことの落とし穴
人間の体は、汗をかくことによって体温を下げるという機能をもっています。
このとき、重要なのが「汗が蒸発するときに熱を奪う(気化熱)」という自然現象。
ところが、乾いたタオルでせっせと汗を拭いてしまうと、、
💧 汗が蒸発する前に拭き取ってしまう
💧 肌表面に塩分が残る
💧 結果、体温が下がらず、さらに汗が出る悪循環
という、「汗を拭いてるのに暑さがおさまらない」状態になります。
参考論文
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC6773238/
→ 汗を乾いた布で頻繁に拭き取ると、皮膚温が下がりにくくなり、熱放散効率が悪化すると報告。
🤎ウエットタオルで汗を拭くと、なぜいいのか?
1. 皮膚の表面温度を下げる
水分を含んだタオルは、皮膚に触れるだけで熱を奪ってくれる働きがあります。
しかも汗の塩分も一緒に拭き取れるので、べたつきやかゆみの防止にもなるんですね。
2. 気化熱を利用しやすい
ウエットタオルで拭いた直後、肌に残った水分がゆっくり蒸発します。
その際に気化熱が発生し、体温を下げてくれるのです。
3. 熱中症予防になる
実際に、熱中症対策として「濡れタオルで首筋や脇を冷やす」ことは、医療現場でも推奨されています。
参考論文
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/11252069/
→ 湿らせたタオルを使用した冷却は、熱中症予防に非常に効果的であることを示唆。
🤎おすすめのタオル素材とポイント
ガーゼ素材や薄手の綿タオル → 肌あたりがやさしく、水分もよく含むから。
吸水速乾タイプのスポーツタオル → 冷感効果を得やすく、持ち歩きも便利ですね。
ポイント
水だけで濡らすより、冷やした水や冷却用スプレーをかけるとさらに効果的。
濡れすぎず、軽く絞ってひんやり感をキープするのがベスト。
🤎アロマスプレーで「香りの冷却」をプラス
さらにワンランク上のケアをしたいなら、アロマスプレーとの併用がおすすめです。
アロマ(精油)の利点
✅ 香りでストレス軽減
✅ メントール系で冷感アップ
✅ 肌への抗菌・消臭作用も
参考論文
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2221169115001033
→ ペパーミントやユーカリ精油には冷却感と抗菌作用があり、夏季のケアに適している。
私のおすすめアロマスプレー・レシピ(100ml)
材料 | 分量 |
精製水 | 90ml |
無水エタノール | 10ml |
ペパーミント精油 | 3滴 |
ユーカリ精油 | 2滴 |
ラベンダー精油 | 2滴 |
よく振ってからスプレーし、タオルに1~2プッシュして拭くと、 ひんやり感+香りのリセット効果で心身が生き返ります。
🤎セラピスト視点の 汗 の考え方
セラピストとして、私はこう考えています。
汗をかくことは、デトックスであり自己調整の証。でも、その後の「拭き方」ひとつで、体への負担が変わってくる。
暑いからといって、ただ汗を拭くだけでは足りません。むしろ、「どう拭くか」「何で拭くか」が重要なのです。
夏のケアは、タッチと同じくていねいに拭くことが体へのメッセージになります。実は、そこに精油の香りを添えることで、『今ここ』という瞑想的な感覚を取り戻す力にもなるのです。
↓
精油の香りは、感情や感覚に直接働きかけるため、汗ばむ不快感や暑さに気を取られていた意識を、「今の自分の感覚」へと優しく引き戻してくれるのです。
🤎まとめ
猛暑時に乾いたタオルで汗を拭くと、体温調節がうまくいかず熱中症リスクが高まる。
ウエットタオルを活用することで、汗を取りつつ冷却&抗菌も期待できる。
アロマスプレーを併用することで、香りによるリラックス&冷感効果が倍増する。
汗をかくことは悪ではなく、そのあとのケアが大切💙
この夏は、ハンドタオルだけでなく、「水分を含んだタオル+精油の香り」のセットを持ち歩いてみませんか? それだけで、猛暑の街中も、少しやさしく感じられるかもしれません。
猛暑の汗対策に「シトラスハグ」--- ウエットタオル+香りで熱中症を防ぐ新習慣をご紹介しました。続いて、おすすめのアロマ(精油)ブレンドもご紹介しておきますので、ぜひご活用されてください。
①涼しいと感じる:クールダウンクリアブレンド
テーマ: 猛暑の中でもスッと涼しく、脳も冴える爽快ブレンド
対象: 通勤・運動後・外出先でのリフレッシュにおすすめ
精油名 | 滴数(100ml中) |
ペパーミント | 3滴 |
ユーカリ・ラディアータ | 2滴 |
レモン | 2滴 |
ティートゥリー | 1滴 |
特徴: メントール成分が皮膚温を下げるような感覚をもたらし、空気感もシャープに整います。レモンの軽さとティートゥリーの清涼感で後味スッキリ。
使用時の注意: 外出直後の肌への直接使用は避け、タオルや空間にスプレーをしてくださいね。
②子どもにやさしい:ほんのりシトラスハグ
テーマ: 元気だけど敏感な子どもたちに、やさしく心地よい香りのごほうび
対象: 小学生〜思春期くらいのお子さん向け(目安:6歳以上)
精油名 | 滴数(100ml中) |
スイートオレンジ | 4滴 |
ラベンダー・アングスティフォリア | 3滴 |
フランキンセンス | 1滴 |
特徴: 安心感のあるオレンジとラベンダーに、呼吸を深めるフランキンセンスをひとさじ。明るく優しく、暑い日のグズグズ対策や、親子の気分転換にもイイですよ。
使用時の注意: 子どもの顔には直接かけないこと。洋服やタオルにスプレーしてください。
③赤ちゃん用:ベビークーリングミスト
テーマ: 生後3ヶ月以降の赤ちゃんでも使える、極限までやさしい設計
対象: 0歳(3ヶ月以降)〜2歳児、または敏感肌の大人にも使えます
精油名 | 滴数(100ml中) |
ラベンダー・アングスティフォリア | 1滴 |
ローマンカモミール | 1滴 |
特徴: 赤ちゃんの不快感を和らげ、肌へのやさしさを最優先。冷やしたスプレーをガーゼにかけて拭いてあげると、汗もやさしくオフできます。
使用時の注意: 精油濃度が0.1%未満と非常に低い設計。顔まわりは避け、背中や足元のガーゼ、寝具などに使用してください。
④加齢臭対策:ミドルエイジ・リフレッシュブレンド
テーマ: 清潔感・信頼感を残しながら、加齢臭・体臭が気になる世代のエチケット
対象: 40代〜60代のミドル世代男女
精油名 | 滴数(100ml中) |
サイプレス | 3滴 |
レモングラス | 2滴 |
ラベンダー | 2滴 |
パチュリ | 1滴 |
特徴: サイプレスとパチュリで皮脂臭・湿気臭を抑え、レモングラスのシャープさで清潔な印象を演出。パチュリは残り香が長く、香水代わりにも◎。
使用方法: 脇の下や背中側のシャツにスプレー。玄関でお出かけ前の一吹きに。
まとめ
ブレンド名 | 特徴 | 対象 |
クールダウンクリア | スッと涼しく、熱中症予防にも | 暑がりな大人向け |
シトラスハグ | 明るく安心、子どもが嫌がらない香り | 子ども6歳以上 |
ベビークーリングミスト | 超低濃度で安心、赤ちゃん対応 | 生後3ヶ月〜 |
ミドルエイジ・リフレッシュ | 加齢臭+汗対策、清潔感を印象づける香り | 40〜60代 |
年齢による体調の変化や、漠然とした不調(不定愁訴)を感じている
忙しさの中でも「美しさ」や「心地よさ」をあきらめたくない
自分ひとりで何とかしようと頑張りすぎてしまう
深くリラックスし、呼吸や自律神経を整えたい
血流を促し、肌や姿勢まで整えていきたい
時間を無駄にせず、効果的に整えたいと考えている
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taearomaは、そんなあなたのための
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