SOSは弱さじゃない

セラピストLIFEを楽しくする「tae Therapist School」

心・からだ・肌をアロマテラピーで整える

ホリスティックAromaサロン「tae Aromatherapy & Treatment」

限界を迎えたアラフィフ女性が自分を取り戻すまでの物語

もしかすると、あなたも「大丈夫」と言いながら、どこかで限界を感じてはいませんか。今日のお話は、そんな「頑張りすぎてしまう女性」へ向けた小さな希望の物語です。

お越しくださったアラフィフのお客様の、このひと言に胸がぎゅっとなりました。長い間ひとりで抱え込み、ようやく発したSOS。その後に浮かんだ安堵の表情が忘れられません。

今年に入り、そのお客様は非常に忙しい毎日を送ってこられました。周囲からは「元気そう」「若いね」と言われることも多く、しんどくても「もっと頑張れる」と自分に言い聞かせていたそうです。

しかし実際は、

身体はずっと、悲鳴をあげていました。

研究でも、慢性的なストレスは月経の乱れを引き起こしやすいことが示されています。

触れさせていただき、お話を伺う中で、原因は大きく2つだと感じました。

育ち盛りのお子さんたちのお弁当作り、遅い帰宅、休日も忙しい日々。ご自身の食事は「つい後回し」になり、鉄分・タンパク質など必要な栄養が足りていなかったご様子でした。

鉄欠乏は、疲労・気分の不安定・集中力低下を招くことが知られています（Beard, 2003）。

真面目で優しい方ほど、限界を超えても踏ん張ってしまうものです。これは誰にでも起こり得る「心の疲れ」です。

「SOSを伝えることは、弱さではありません。」

これは自分自身の健康を守り、そして最終的には大切なご家族を守るための、とても勇気ある行動です。

トリートメントとカウンセリングの中で、「まず自分の心と体を整えることが、周りを大切にするいちばんの方法」ということを丁寧に共有させていただきました。

初回来店から、不定期ながらご自身のペースで通ってくださっているお客様。

毎回、体と心に起きた「新しい気づき」を素直に伝えてくださいます。

その姿勢が、良い方向へと確実に導いてくれています。

食事の写メ記録を開始：「気をつけていたつもり」が、実は栄養不足だったと気づかれました。
- タンパク質と鉄分を意識的に摂取：身体の軽さだけでなく、気持ちの落ち込みにも変化を感じているとのこと。タンパク質は体力や代謝を支える重要な栄養素として研究でも認められています。
日常に無理なく運動をプラス：階段を使うなど、「習慣にしやすい小さな一歩」を続けていらっしゃいます。