良質な睡眠時間が勉強時間になる。
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海馬・・・記憶を司る器官で、その大きさは生まれつきだけでなく、自分の努力で大きくすることができるそうです。
人間の脳の神経細胞は、生まれてから右肩下がりで減っていくのに、海馬だけは増やすことができ、その成長の鍵となるのは「睡眠」だそうです。
良質な睡眠は海馬を育ててくれる。
睡眠不足は海馬を萎縮させ、脳の働きや記憶する力をダウンさせてしまう。
なぜ睡眠不足となってしまうのか? その一番の原因はストレスだと言われています。
睡眠時間が不足すると、「たとえ自分が睡眠不足と感じていない」状態でも、心と体は大きなストレスを感じてしまうようです。やる気や集中力に溢れていても、心も体も睡眠不足を感じている可能性が高いそうです。自分ではなかなか気づきにくい事ですね。
子供は(高校生くらいまで)8時間から11時間の睡眠時間が必要だそうです。
大人は、以前のblog記事でも取り上げましたが、個人差が大きく一概に時間で表すことは難しいのです。ある程度の時間も必要ですが、良質な睡眠を心掛けることが大切です。
良質な睡眠は、ストレス緩和、認知症予防、脳の健康維持に役立ち、仕事や勉強の効率UPをもたらしてくれます。
今の時期、期末試験でしょうか?ぜひ、このことを利用し、学習に上手に取り入れて欲しいと思います。
私たちの脳は、眠っている間にその日1日の記憶を整理し、必要なものを定着させる。つまり、勉強をした内容を脳にしっかり保存するのは寝ている間なのです。ならば、勉強と睡眠の間は何もしないこと!これが勉強した内容をしっかり定着させるポイントとなりますね。
一生懸命に暗記をした後に、テレビを見たり携帯でゲームをしたりすると、脳の中では記憶の大混乱が起こり、結局、大切な勉強内容が抜けてしまいます。これが「記憶の撹乱」と言うようで、せっかく英単語を覚えても、きちんと脳に保存されないのです。
では、寝る直前には暗記物を勉強し、それまでに、数学などの考える、思考能力を使う教科を勉強しておくと、意外と簡単に暗記ができるとなりますね。私ももっと早くに知りたかったな。
このことから「一夜漬け」の勉強法は無意味なことも理解できますね。
一生懸命に時間をかけて勉強をしても、睡眠をとらなければ、脳は内容を保存することができない。「寝る時間を削っても勉強」は本当にナンセンスなんですね。
良質な睡眠時間も、また大切な勉強時間なのですね。
睡眠の導入部分90分(寝始めの90分間)が重要なことも以前取り上げました。
いきなりお布団に入って、ハイ寝ます!となる方、そう多くはないと思います。
眠るための儀式?が必要なのは多分に漏れず私も同じです。
胃の中をいっぱいにしておかない。
眠る数時間前から部屋の灯りを落とし気味にしておく。
室内の気温や湿度に気を配る。
眠るための衣類に着替える。
ぬるめのお湯にゆっくりと浸かっておく。
眠るための香りを芳香させる。
など、少しの工夫で出来る事は沢山ありそうです。
精油も日常の生活で使い分け、その使用が習慣になってくると、芳香等させなくても、その香りの精油の瓶を見ただけで、脳内の記憶とリンクされ、瞬間でモードの切り替えができるようになります。
例えば、
論理的な勉強をする際に「ペパーミント」や「ローズマリー」を芳香させる。
眠る直前の暗記タイムには柑橘系の精油を芳香させる。
ベッドルームには気分のやわらぐ「ゼラニウム」や「ラベンダー」を芳香させたりマッサージに利用する。など、、、
行動と香りをリンクさせてみるのもお勧めです。
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