大人女性へ　デリケートゾーンのニオイと乾燥を徹底ケアすべき理由

tae Shirakata
10 分前
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大人女性へ　実は盲点！

デリケートゾーンのニオイと乾燥を徹底ケアすべき理由

「年齢を重ねてから、ふとした瞬間に自分のニオイが気になる…」

そう感じている方は多いのではないでしょうか。

加齢に伴うニオイケアというと、頭皮やワキのケアに意識が向きがちですが、

実はもう一つ見過ごせない大切な場所があります。それが、デリケートゾーンです。

盲点となりがち

デリケートゾーンのニオイ問題

デリケートゾーンは、アポクリン汗腺が多く、皮脂腺も発達しており、構造上ニオイが発生しやすい環境にあります。

頭皮やワキと同様、デリケートゾーンも強いニオイの原因となり得ます。
特に閉経後の女性は、ホルモンバランスの変化によりデリケートゾーンの環境が大きく変化し、ニオイの質や強さが変わることがあります。

加齢で乾燥が進むと、なぜニオイが出るの？

ニオイ発現の仕組み

「汗や皮脂が出ない方がニオイがしないのでは？」と思うかもしれませんが、実は逆です。

加齢と共に、女性のデリケートゾーン（外陰部や膣）の皮膚や粘膜は乾燥しやすくなります。

エストロゲンの減少：閉経を迎えると、女性ホルモンであるエストロゲンが大幅に減少します。
膣内環境の変化：エストロゲンは、膣内の善玉菌であるデーデルライン桿菌の栄養源となるグリコーゲンの分泌を促す役割があります。
自浄作用の低下：エストロゲンの減少でグリコーゲンが減ると、デーデルライン桿菌も減少し、膣内のpHがアルカリ性へ傾きます。
悪玉菌の増殖：アルカリ性の環境では、膣炎などの原因となる”雑菌（悪玉菌）”が増殖しやすくなります。
ニオイの発現：この雑菌が分泌物や剥がれた細胞などを分解する過程で、強いニオイ成分（アンモニア臭や魚のようなニオイなど）が発生します。
皮膚の乾燥：さらに、外陰部の皮膚も乾燥し、皮膚のバリア機能が低下することで、常在菌バランスが崩れやすくなり、ニオイの一因となります。

つまり、体にとって分泌してほしいもの（エストロゲンによる潤いと善玉菌）が出なくなることで、悪玉菌が増殖しやすい環境となり、それがニオイとして発現してしまうのです。

**自分のニオイに気づきにくい*加齢性変化***

「でも、自分では特に気にならないけど…」という方もいらっしゃるかもしれません。

残念ながら、人間は加齢と共に嗅覚も緩やかに衰えることが分かっています。

この現象を加齢性嗅覚低下と呼びます。

嗅覚の衰えにより、自分の体臭の変化やニオイの強さに気づきにくくなります。
しかし周囲の、特に若い世代の人は、そのニオイを意外と強く感じ、「うっ」となってしまうこともあります。これは、介護の現場などでもデリケートゾーンケアが重視される大きな理由の一つです。

▲デリケートゾーンを保湿ケアする10のメリット

デリケートゾーンを専用のアイテムで優しく洗浄し、保湿することは、

単なる美容ではなくQOL（生活の質）を高めるための重要なセルフケアです。

保湿によって、皮膚や粘膜のバリア機能が整い、

上記で説明した悪玉菌が増殖しにくい環境づくりをサポートできます。

#	メリット	詳細
1	ニオイの軽減	悪玉菌の増殖を抑え、不快なニオイの原因を根本からケアします。
2	かゆみ・乾燥の緩和	加齢や摩擦によるデリケートゾーン特有のかゆみ（老人性外陰炎など）やヒリつきを抑えます。
3	炎症の予防	乾燥による皮膚のバリア機能低下を防ぎ、かぶれや炎症が起きにくい健やかな状態を保ちます。
4	黒ずみの予防	乾燥や下着との摩擦による慢性的な炎症を抑え、色素沈着の進行を和らげます。
5	排尿時痛の改善	粘膜の乾燥や萎縮による性交時や排尿時の痛み（性交痛、萎縮性膣炎の症状）を緩和します。
6	気分・自信の向上	ニオイの不安が軽減され、自己肯定感や自信につながります。
7	更年期症状のケア	エストロゲン減少による「GSM（閉経後尿路生殖器症候群）」の不快な症状の一部を和らげるのに役立ちます。
8	皮膚の柔軟性維持	萎縮が進むのを防ぎ、皮膚の弾力性を保ちます。
9	清潔感の維持	適切な保湿は、過剰な皮脂や分泌物の酸化を防ぎ、清潔感を保つ土台となります。
10	パートナーシップの向上	不快感や痛みの軽減は、夫婦生活や親密な関係を円滑にする一助となります。

アロマの力を借りる！

デリケートゾーンケアにおすすめの成分とオイル

デリケートゾーンは皮膚が薄く敏感なため、天然由来で低刺激の成分を選ぶことが非常に重要です。

1. ベースとなる「キャリアオイル」の選び方

保湿ケアの土台には、高品質な植物油であるキャリアオイルが最適です。

特に粘膜に近い部分に使用するため、未精製でオーガニック認証されたものが望ましいです。

おすすめのキャリアオイル	特徴
ホホバオイル	人間の皮脂に近い構造で肌なじみが良く、酸化しにくい万能オイル。保湿力が高い。
スイートアーモンドオイル	刺激が少なく、ビタミンEを豊富に含み、肌を柔らかく整える作用がある。
マカダミアナッツオイル	パルミトレイン酸（加齢とともに減少する成分）を含み、皮膚の再生をサポートし、ふっくらとした肌に導く。

2. 悩みに合わせた「精油（エッセンシャルオイル）」のブレンド

精油は高濃度のため、必ず上記のキャリアオイルで0.5%以下に希釈して使用してください。

デリケートゾーンへの使用は特に刺激に注意し、パッチテストを推奨します。

悩み	おすすめの精油	期待される作用
ニオイ・清潔感	ティートリー、ラベンダー	抗菌・抗真菌作用（雑菌の増殖を抑える）。ラベンダーは鎮静作用もある。
乾燥・炎症	カモミール・ローマン、ゼラニウム	強い抗炎症作用と鎮静作用で、乾燥によるかゆみや炎症を和らげる。ゼラニウムは女性ホルモン様作用（👆）も期待される。
心の安定	ローズ、ネロリ、サンダルウッド	精神的な落ち着きをもたらし、更年期特有のイライラや不安をサポート。高貴な香りでセルフケアの満足度を高める。

👆「女性ホルモン様作用」は体内で直接ホルモンとして作用するわけではなく、自律神経や感情を整えることで、ホルモンバランスの乱れに間接的に働きかけるとされています。

ワークショップのご案内

女性が知っておきたいデリケートゾーンケアの基本

「オイルの希釈の仕方がわからない」

「どの精油が自分に合っているのか知りたい」

「どんなふうにマッサージすればいいの？」

デリケートゾーンケアは、正しい知識と方法で行うことが大切です。

アロマテラピー専門店tae aromaでは、お客様のリクエストベースで、デリケートゾーンケアに特化したワークショップを随時開催しております。

＜ワークショップで学べること＞

加齢に伴う体の変化とデリケートゾーンケアの必要性
安全なキャリアオイルと精油の選び方
ニオイ・かゆみ・乾燥など、悩み別のブレンドレシピ
外陰部マッサージ（オイルトリートメント）の正しい方法

ご興味のある方は、店頭またはお電話にて、お気軽にご希望の日時をお知らせください。プロのアロマセラピストが、マンツーマンまたは少人数で丁寧にご指導いたします。

論文等

デリケートゾーンのケア（特に膣と外陰部の乾燥・萎縮）は、「閉経後尿路生殖器症候群（GSM）」の治療・管理の一つと見なされています。

保湿の有用性：GSMに対する保湿剤の使用は、非ホルモン療法として推奨されており、特に乾燥や性交痛の症状緩和に有効性が認められています。
アロマテラピー：特定の精油（例：ラベンダー、ゼラニウム）には、抗菌、抗炎症、エストロゲン様作用が期待される研究が報告されていますが、デリケートゾーン粘膜への直接的な効果と安全性については、必ず専門家の指導の下で使用することが推奨されます。

参考情報：

International Menopause Society のガイドライン等
日本産科婦人科学会による「産婦人科診療ガイドライン婦人科外来編」などにおけるGSM（閉経後尿路生殖器症候群）の記述

大人女性へ　デリケートゾーンのニオイと乾燥を徹底ケアすべき理由

＜年末年始スケジュール＞

期間	日程	営業状況
年内最終営業日	12月29日（月）	通常営業
年末年始休業	12月30日（火）〜1月3日（金）	休業
年始営業スタート	1月4日（土）	10:00〜通常営業