叔母から届いた2年ものの梅ジュース
- tae Shirakata

- 9月7日
- 読了時間: 4分
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叔母から届いた2年ものの梅ジュース
先日、叔母からわけてもらった梅ジュースを口にしました。驚いたのは、その色の深さとまろやかさ。若々しい梅ジュースとは違い、「2年もの」の存在感に思わずうなってしまいました。
酸味は穏やかで、角がとれて丸くなり、飲み込んだ後にやさしい余韻が残ります。サロンのお客様にもふるまってみると、「美味しいし癒される」と大好評です。
日本の家庭で受け継がれてきた梅仕事に、熟成という時間の魔法が加わると、こんなにも変わるのかと感動しました。
基本の梅ジュースの作り方
材料はとてもシンプルです。
青梅 1kg
氷砂糖 1kg
保存用の瓶(消毒済み)
手順
青梅をよく洗い、水気をしっかり拭き取る。
竹串でヘタを取り除く。
瓶に梅と氷砂糖を交互に重ねて入れる。
冷暗所に置き、1日1回瓶をゆすって混ぜる。
およそ1〜2週間で梅のエキスがじんわり染み出し、1か月ほどで飲み頃になります。
水や炭酸で割ったり、ヨーグルトに垂らしたりと楽しみ方は無限大です。
お湯割りにすると、冷房で冷えた体にも優しく染みていきます。
梅の効果効能
梅は昔から「三毒を断つ(食べ物の毒・血の毒・水の毒)」と呼ばれ、体を整える力があると伝えられてきました。現代の研究でも以下の効果が明らかになっています。
疲労回復:梅に豊富なクエン酸が乳酸を分解し、疲れにくい体をサポートする。
食欲増進:酸味によって唾液や胃酸の分泌が促され、夏の食欲不振に役立つ。
抗菌作用:食中毒を防ぐ効果も古くから知られ、お弁当に梅干しを入れる文化にもつながる。
代謝サポート:ポリフェノールやミネラルが代謝を助け、むくみ予防にも。
実際に、梅の有機酸が胃腸機能を改善し疲労軽減に寄与することを示す研究報告もあります。
長く置くとどう変わる?熟成の魅力
さて、叔母の梅ジュースが「2年もの」だったことに戻ります。梅ジュースは作って1か月で十分美味しくいただけますが、長く置くとどんな変化が起こるのでしょうか。
味わいの変化 若い梅ジュースは酸味が際立ち、爽快な風味です。ところが1年以上経つと、酸が角をとり、まろやかな甘酸っぱさへ。2年ものになるとまるで熟成ワインのように深い香りとコクが生まれます。
色合いの変化 透明感のある薄黄色から、琥珀色や紅茶のような色に。これは梅の成分と糖分が時間をかけて反応し、風味豊かなメラノイジンを生成するためです。
成分の安定と深化 ポリフェノールや有機酸は抽出後に安定化し、保存中にゆるやかに変化します。薬効が劇的に「強まる」とまでは断言できませんが、体に優しく馴染む形になっていくと考えられています。
保存環境の重要性 暗所・低温で管理すれば熟成は良い方向に進みますが、直射日光や高温では劣化やビタミンCの減少が進んでしまいます。まさに“手をかけず、目をかける”が熟成の秘訣なのです。
熟成梅ジュースの楽しみ方
大人の一杯として:炭酸割りにしてレモンをひと絞り。爽快感の奥に深みが広がります。
ナイトキャップに:お湯で割り、寝る前に。胃腸を温め、ほっと落ち着けます。
料理の隠し味に:ドレッシングや煮物に少し加えると、甘酸っぱいコクが広がります。
季節と時間が織りなす健康法
本来は眠りについての記事を書く予定でしたが、今日は気分を変えて、叔母の「2年もの梅ジュース」をご紹介しました。アロマやマッサージと同じように、自然からの恵みは心と体を優しく整えてくれます。特に梅は、季節を超えて時間を味方につけられる食材です。瓶の中で静かに熟成していく様子は、まるで私たち自身の心身の変化を映し出すかのようです。
「すぐに効果を求める」のではなく、「時間をかけて深まるもの」を楽しむ。そんな視点を持つだけで、日々の暮らしが少し豊かになります。梅ジュースを通して、熟成の魅力をぜひ体験してみてください。
今日のブログでは、叔母から届いた2年ものの梅ジュースをご紹介しました。
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