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体の声を聞いて選ぶ食事 大根おろしが体にくれる恵み

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体の声を聞いて選ぶ食事

最近、どうしても大根おろしが食べたくて仕方ないんです。

旬ではないことは承知の上で、それでも数日前から冷蔵庫には常に大根をスタンバイさせ、テーブルに大根おろしが並ぶ日が続いています。食欲が落ちるほどではないけれど、猛暑が続き9月も中旬を過ぎた今、私の胃腸は「ちょっと優しくしてね」と言っているのかもしれません。


実はここ2か月ほど、細かく食事を記録しています。

そのおかげで、自分がどんなものを欲して、どんな食べ方をすると体が軽くなるのかが、以前よりはっきりと見えてきました。大根おろしを欲するのも、単なる気まぐれではなく、体の声に耳を澄ませれば「理由」があることが分かってきたのです。


今朝のこと、長くお世話になっている歯医者さんのところへ行った際に、診察の終わりに先生が「これ読んでる?」と一冊の本を見せてくれました。吉野敏明先生の『四毒を抜く』という本。どうやら先生も半年ほど実践しているらしいのです。なぜそこまで?と思う部分もありますが(笑)、心身の健康に関心を持つ姿勢はやはり素晴らしいと感じる今日この頃です。


私自身、過去にはヴィーガンを数年経験したこともあります。

  1. その中で砂糖を使わない習慣が自然と身につき、ここ数年は植物油も避けるようになっています。

  2. ゼロではないけれど、植物油を使うならセサミオイルやココナツオイルと決めてもいます。むしろ動物性の脂の方が自分の体には合う、とも実感しています。

  3. 小麦も食べるとだるさが残るので、緩やかなグルテンフリーを続けています。

  4. 乳製品といえば大好きなチーズを時々楽しむ程度。ただ、暑さが厳しいこの夏は、簡単にタンパク質がとれる無糖ヨーグルトを食べる機会が少し増えています。


こうして振り返ると、「食べない」ことを徹底するのではなく、「体が喜ぶかどうか」で選ぶ柔軟さが自分に合っていると分かってきます。だからこそ、大根おろしを欲する今の自分の感覚は、体がくれるサインのひとつなんです。哲学的に聞こえるかもしれないけれど、結局は「体の声を聞いて選ぶ食事」こそが、無理なく続けられる食のあり方ではないでしょうか。。



大根おろしが体にくれる恵み

「大根おろし」というと、焼き魚の脇役、あるいは揚げ物の口直しというイメージが強いかもしれません。

でも、研究によると、その存在は決して“脇役”ではなく、むしろ主役級の働きをしていることがわかります。

1. 消化酵素の宝庫

大根には、でんぷんを分解するアミラーゼ、タンパク質を分解するプロテアーゼ、脂肪を分解するリパーゼなど、消化を助ける酵素が豊富に含まれています。

  • 特に「おろす」ことで細胞が壊れ、酵素が活性化する点が大根おろしならではのメリット。胃腸が少し疲れているとき、自然と大根おろしを欲するのは理にかなっているわけです。

2. 辛味成分イソチオシアネートの力

大根をおろすと感じるツンとした辛さ。この正体はイソチオシアネートという成分です。

  • 強力な抗酸化作用・抗炎症作用を持ち、発がん抑制効果まで示唆されているんですね。夏の強い紫外線で酸化ストレスが高まる時期に、大根おろしを体が欲するのは理にかなった防御反応かもしれません。

3. 胃腸をクールダウン

大根は東洋医学的にも「清熱作用(体の熱を冷ます)」を持つとされます。

  • 猛暑で胃腸にこもった熱をやわらげ、食欲不振を助けてくれる。まさに9月の残暑にぴったりの食材です。



40代からの女性にとっての「体の声」

40代を迎えると、多くの女性が「若いころと同じ食べ方では体が重い」と感じ始めるようです。

  • ホルモンバランスの変化に加え、基礎代謝や消化力の低下も影響しているからですね。

若いころは「何を食べても大丈夫」だったのに、今は「体に合うもの・合わないもの」がはっきり分かれるとお客様からもお聞きします。これは体が声を大きくして教えてくれている証拠なんですね。


「今日は大根おろしが欲しい」 「最近、ヨーグルトを取りたくなる」 「小麦を食べると体が重くなる」

こうした感覚は、流行のダイエット法よりもずっと信頼できる“体からのメッセージ”だと私は思っています。



今夜のメニュー提案 大根おろしを取り入れて!

せっかく体が欲しているのなら、素直に応えてあげたい!とはいえ、大根おろしは単品では少し物足りないので、組み合わせで美味しくいただくのがコツですよね。

  • 焼き秋刀魚+大根おろし+すだち  脂ののった魚とさっぱりした大根おろしは鉄板の組み合わせ。DHAやEPAも摂れるので更年期世代の脳や血管の健康にも◎。

  • 冷奴+大根おろし+生姜  胃腸にやさしく、たんぱく質も同時に補給。猛暑の夜の軽い夕食にぴったり。

  • お蕎麦+大根おろし(おろし蕎麦)  蕎麦のルチンと大根の消化酵素の相性は抜群。軽やかに、でもしっかり満足感のある一皿。

  • 揚げ出し豆腐+大根おろし  油を使った料理でも、大根おろしが入ると後味すっきり。体が求めている「バランス」が実感できる。



今日のまとめ 食べることは哲学すること

食べ物は単なる栄養補給ではなく、体と心をどう整えるかという哲学そのものです。

大根おろしを欲している今の自分の感覚は、まさに体の声に耳を澄ますことで見えてきたものなんです。無理な制限や「これが正しい」という食事法にとらわれるのではなく、「私の体は今これを欲している」という感覚を尊重することは本当に大事。

40代以降の女性たちにとって、とても大切な食のスタンスだと思うのです。なぜなら、私たちの体は常に変化し続けているから。

もし今夜の食卓で「何を食べようかな」と迷ったなら、まずは体に聞いてみてほしい!! 「今日は何が食べたい?」と。 その答えが大根おろしなら、迷わず大根をすりおろしてください。きっと体も心も、喜んでくれます。



参考

  • https://www.jstage.jst.go.jp/article/jhej1951/33/10/33_10_513/_pdf

  • https://www.researchgate.net/publication/8173529_Isothiocyanates_in_Cancer_Prevention.

  • 厚生労働省 e-ヘルスネット「胃腸と食生活」





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