バレエ発表会を終えて ほんとは色々あったけど、舞台は最高だった件
- tae Shirakata

- 8月3日
- 読了時間: 6分
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バレエ発表会を終えて
ほんとは色々あったけど、舞台は最高だった件
今日、半年間にわたるバレエ発表会の取り組みが、ようやく幕を閉じました。
「終わった」という実感がまだ体にも心にも馴染んでいないのですが、静かに満ちる安心感みたいなものがあります。やっと終わった、でもまだ夢のなかのような、不思議な余韻。そんな気持ちです。
思えば、バレエ歴5年目にして発表会への参加は今回で2度目。
我ながら…あっぱれ?(笑)一度出ればもう満足、と思っていたはずなのに、舞台には不思議な魔力があります。
「もう一度あの感覚を味わいたい」、、そう思ってしまうのがバレエなのかもしれません。
ゆるやかに始まったお稽古、波乱の幕開け
2月から、ゆるやかに発表会へ向けたお稽古が始まり、気持ちはすでに高揚していました。
しかし、2月末から突如として咳喘息を発症してしまい、激しい動きを伴うバレエのお稽古に満足に参加できなくなってしまったのです。なんとか薬を飲みながら、咳をこらえながらレッスンに出る日々。でも、それにも限界がありました。
ようやく4月になって、症状が和らいできたかと思った矢先、今度は「咽頭浮腫」と診断され、声が出なくなってしまったのです。呼吸とは息を吸い吐くことと意識しなければならない、酸素の薄い部屋の中にいるような感覚でした。日常生活も困難なほどの苦しさのなかで、バレエどころではない日々が続きました。
「自分の身体管理ができていないのではないか」 「こんなことで本番を迎えられるのか」 そんな不安や焦りが、じわじわとメンタルに忍び寄ってきました。
追い打ちをかけるように、右腕が動かなくなる
そして7月に入ったある日、今度は右腕が突然動かなくなりました。
「どうしてこんなタイミングで…?」 と思いましたが、医師の診断は「肩関節の石灰沈着性腱板炎」。肩関節の炎症で、腕を上げるだけでも激痛が走る状態です。
実は1ヶ月ほど前から右腕に違和感を感じていて、「五十肩かな?」と思い、ストレッチを取り入れて様子を見ていたのですが、結果的にそれは関係なかったようで…まさに弱り目に祟り目。
医師と相談した上で、ステロイド注射を肩関節に2回打ち、なんとか本番に間に合うように調整しました。注射をした後は数日間、痛みがひき、腕が動くようになる。それを繰り返しながら、騙し騙しレッスンに出続けるという綱渡り状態でした。
それでも舞台に立てたということ
こうして迎えた発表会。 いろんな意味で「無事に立てた」ことが、まずは何よりの成果でした。
大きなパを満足に踊れたわけではありません。体力的にも、呼吸器的にも、腕の可動域的にも、ギリギリのラインでした。舞台のライトの中に一歩踏み出すあの瞬間。すべてが報われたような気がしました。
プロの踊り、子どもたちの表現、そして会場の熱気
今回の発表会では、東京Kバレエ団のプリンシパルである世菜さん、吉田周平さんがゲストとして来松され、舞台で踊ってくださいました。 その場の空気が一瞬で変わるような、美しくて力強い動き。観る者の心を鷲掴みにする存在感に、改めてバレエの素晴らしさ、芸術としての魅力を実感しました。
客席は大人で埋まり、バレエを愛する方々、バレエに興味を持っている方々が、こんなにも多くいらっしゃるのだと知り、心が熱くなりました。
また、たくさんの子どもたちが舞台で踊っていたのも、心に残る光景でした。 あどけなさのなかに一生懸命さが詰まった可愛らしい踊り。 そして中学生ともなると、その表現力はもう「大人顔負け」。 動きのなかに感情が宿っていて、その美しさに思わず見惚れてしまいました。
ひとつの舞台のなかに、世代を超えた輝きと学びが詰まっていたように思います。
新しい気づきと、これから
この半年間を通じて、改めて自分の「身体と心の扱い方」について見つめ直す機会となりました。
普段、私はセラピストとしてお客様の心身と向き合う立場にいますが、自分の体の声をどれだけ丁寧に聞いていたのか。不調が続くと「気合いが足りない」と自分を責めてしまうクセがあることにも気づきました。
病と付き合いながらも踊り続けること。それは、諦めることでも無理をすることでもなく、調整しながら工夫してやっていく、という新しい視点をくれました。
そして、「自分の限界は思い込みかもしれない」という気づきもありました。できないと思っていたことが、思いの外「工夫」でどうにかなる。それを今回、実感として受け取れたことは、今後の人生にも大きな糧になると思います。
最後に
バレエ発表会を終えて、ここまで応援してくれた仲間や先生、そして家族に、心から感謝を伝えたいです。また、見に来てくださった方々、お菓子の差し入れをくださった方、ほんの少しの気遣いにも救われました。一人一人のお心遣いが、舞台に立つ私を静かに、でも確かに支えてくれました。
バレエは、ただ技術を追うだけでは踊れない。「今の自分をどう表現するか」「今の自分をどう受け入れるか」を、常に問われる芸術です。
この感覚は、セラピストとしての在り方にも深く響きます。身体に触れるという行為は、施術者自身の“意識の質”がそのまま伝わる営みです。不安や焦り、評価へのとらわれが少しでも残っていれば、手のひらから伝わってしまう。だからこそ、自分の「いま、ここ」にいる感覚を丁寧に整えながら、相手の呼吸や感情の波と静かに寄り添う姿勢が求められます。
舞台でも、施術でも、求められるのは「意識の方向性」。どこに心を向け、何を信じてそこに立つのか。それは筋肉やテクニック以上に、その場の質を決めていくのだと、今回の経験であらためて気づかされました。
今回の発表会で得た学びや感情を、次の舞台へ、そして施術や指導の現場へと繋いでいきたいと思います。
新たな課題はまだまだ山積みですが、焦らず、丁寧に、また歩き出します。どうかこれからも、バレエと、そして自分自身と向き合い続ける日々が、豊かでありますように。
年齢による体調の変化や、漠然とした不調(不定愁訴)を感じている
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