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運を動かす、運動。東洋医学からみた運動、そして病気と呼吸のこと。


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運を動かす、運動


運を動かす、運動。

運動すると運が運ばれてくる?!


という記事を目にしました。

漢字文化ならではの発想かなと思いました。




  1. 一般的な運動、といわれる動き

  2. 自分が動いて、移動するという動き:いつもの自分の定位置は楽ちんで(楽ちんだと思っていなくても定位置に居続けるなら安心なんでしょう。) そこから動くということは、何某かの運を運ぶ行動になるのだと思います。

説明が下手で申し訳ないのですが、ニュアンスを掴んでくださいね。




東洋医学からみた「運動」

 

  1. 運とは、運化を省略したもの。

  2. 運とは、運ぶ、食べ物の栄養素を吸収するための、運搬から排泄までの一連の動きを指す。


  1. 化とは、化ける、栄養を吸収し、血や津液、筋肉、骨などを作る一連の活動を指す。



運とは、内臓活動、呼吸、体液循環などの体内の活動を意味する。
動とは、手足などの骨についている、骨格筋を動かすことを意味する。


東洋医学的な考えの場合、をするればするほど「運」が使われ、「運」の活動が悪くなると考えられているそうです。

その理由、

  1. 手足を動かすとき、それを維持するエネルギーを提供するために血液がどんどん四肢の筋肉に入り、これによって、内臓の血液量が急減するから。 

  2. 手足を中心とする骨格筋を動かすほど、内臓の血液循環が悪くなり、「運」の活動がどんどん弱まる。

  3. 運動中に気分が悪くなるのは、この「運」を使いすぎたり、「運」の循環が悪くなることによるもの。



「運」を正しく使い、「運」を良くする呼吸方法

  1. 運動は「運」が大事である。

  2. 動は付随的で、養生のための運動は「運」を行うことが大切。

  3. 運とは、内臓の血液循環を改善し、内臓のさまざまな機能「運」を良くするための行為



意識して行う呼吸も「運」を良くするための行為

  • 横隔膜を大きく上下させ、内臓の血液循環を改善し、内臓の機能を良くするための運動である。

  • 激しく動けば動くほど運はうまく使えない。呼吸しながら丁寧に動かすことが大切。




なにやら、込み入った話しになってきましたが、

東洋医学的な運動という見方は複雑ですね。







いずれにせよ、

  1. 運動すれば息が上がって深い呼吸をする

  2. 呼吸を意識するというのも深い呼吸を求めていて、横隔膜という筋肉がしっかり動くようにすることで運が運ばれるということ、かと思いました。




御体満足であっても、そうでなくても、肺に問題がなければ深呼吸ができない方は少ないと思います。




お客様の中に

  • 脳性麻痺

  • ALS(筋萎縮性側索硬化症)

  • 脊髄小脳変性症

の方がいらっしゃいました。



脳性麻痺

  • 治癒することができない病で、手足が変形し、思うように手足が動かせず、座っていることが難しい。

  • 気分的にも落ち込んでいる場合が多く、不眠気味。

そんな40代の女性がご来店でした。



ALS

  • 徐々に全身の筋肉が衰え、発症から数年で自力での呼吸が難しくなり、人工呼吸器が必要になります。

  • 一見するとお元気そうな当時30代の女性でしたが、不安と悲しさが伝わってきました。言葉で表現するのが難しいのですが、トリートメント前後のカウンセリングでは、たくさんお話ししてくださいました。



脊髄小脳変性症

  • 当時50代半ばでいらしたお客様。アロマテラピー・トリートメントを試しに受けてみる!、、それから毎週ご来店くださいました。

  • 神経の病気で、歩行時のふらつき、手の震え、呂律が回らないなどといった症状がありました。


気持ちが少しでも楽になるよう、万が一でも何かきっかけがあれば病気の進行が遅くなるかも、、と願いながら一年以上トリートメントいたしておりました。


  • 震えてお茶が飲めない、お洋服のボタンがけができない、などの症状が強くなり、ご自宅で失禁するようになり、恥ずかしいから外出できないとなってしまった方ですが、大のゴルフ好きでいらして、体調が良くなったら一緒にラウンドしようと約束しました。




ちょっと重い内容だったかもしれません。

が、当時の私、皆さんに強くお薦めしていたことがありました。

好きな香りで行う深呼吸、芳香浴を強くお勧めしていました。



小脳変性症のお客様は、自分で実践が難しいからトリートメントを受けに行く!ということで、色々な香りと手技をとても楽しんでくださいました。

もしかすると、病気の進行が少しでも緩やかになっていたのではと考えています。




自発的に呼吸ができない病気を除いて

深呼吸は

いつでもどこでも誰にでもできる運動法の一つだと思っています。


  • 深呼吸するなら、空気のいい場所、心安らぐ場所で行いたいものですよね。



深呼吸する際に、精油を用いて下さると、いいことが起こるとお客様の経験でも、セラピストの体験でも感じています。




ラベンダーを使ったある研究があります。

ラベンダーの香りと神経機能に関する文献的研究

この研究の結果、ラベンダーの薬理作用としては、

  1. 抗けいれん作用

  2. 鎮静作用

  3. 抗不安作用、、、があることがわかっています。

  4. 単なるプラシーボ効果でないことが示された!とあるのです。


  • 脳血流量にも影響を与えていて、意識障害の有無に関わらず、側頭葉内側部、扁桃体、海馬、前頭前野などの血液量が増加し、視床下部では、脳血流量が減少した(鎮静)とあります。

  • https://www.kansai.ac.jp/pdf/kuhs_kiyo_06/14_br_yurugi.pdf


この研究はラベンダーに限定したものですが、他の精油でもさまざまな研究結果が出ています。




隙間時間に、芳香浴をしながら深呼吸
就寝時に枕元に一滴の精油で深呼吸
ワークショップでもお薦めしている「香りの瞑想法」なら、なおのことよし、だと思いながら今日のブログを書いています。



25年以上アロマテラピー・トリートメントのサロンを続けています。


血液透析、皮膚癌、喉頭がん、大腸がん、小腸がん、乳がん、肝炎、パニック障害、うつ病、摂食障害、脳梗塞、、

病気になってしまい、身体も心も、痛い、辛い、不安、悲しい、怒りなど、本当に大変な状況のお客様のご来店が続いていました。


少しでも症状が軽くなって欲しい、治療法が見つかるまで頑張って欲しい、回復して下さることを願いながらトリートメントしていました。


ネット環境も微妙で、情報源は書籍やテレビという時代でしたが、だからこそ皆さんと色々なお話しができたように思います。


病気がなくなることはないでしょうが、病気にならないようにすることは可能です。


病気にならない身体と心でいられるよう、引き続きお手伝いしたいと思うセラピストです。


運を動かす、運動。東洋医学からみた運動、そして病気と呼吸のこと。拙い文章ですが、読んでくださってありがとうございます。



2024年1月のお休み



1


自分を大切にしよう



精油やアロマテラピー、他のトリートメントなど、心・からだ・肌に良いこと&ためになることなどをお伝えしています。



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精油の香りとオイルの効果効

肌に触れるタッチング

  • 女性特有の痛みや辛さを緩和したり

  • ストレスや疲労を軽減させ深くリラックスできるようになることで

  1. 深い呼吸をえられ

  2. 血の巡りが良くなり

  3. 副交感神経の働きを優位にさせ

  4. 姿勢が整い

  5. しっとり弾力のある肌へ導く

  6. 健康と美容にアプローチするアロマテラピートリートメント専門店


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