脳と心がやわらぐ場所 -- テアニンとアロマテラピーの共鳴
- tae Shirakata
- 4月23日
- 読了時間: 4分
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先日のブログで、お抹茶に含まれる成分「テアニン」についてご紹介しました。そこで、テアニンとアロマテラピーの共通点があるのではと思い、少し書き足してみます。最後まで読んでくださると嬉しいです。

テアニンとアロマテラピーの共鳴
リラックス状態を、脳と感覚の両面から導く、という共通の働きを持つ、テアニンと精油の香りの作用が出会う場所。
テアニンとアロマテラピーの共通点:脳波とリラックス
テアニン
緑茶に含まれる旨味成分のアミノ酸。
摂取後にα波(アルファ波)を増加させることが報告されている。~アルファ波はリラックス状態や創造性が高まっているときに現れる脳波~
*1999の研究
テアニンを摂取した被験者において、脳波におけるα波の増加が確認され、安静・弛緩状態の促進が示唆された。
アロマテラピー
アロマテラピーにおいても、特定の精油(ラベンダー、ベルガモット、サンダルウッドなど)がα波を増加させ、リラックス効果をもたらすことが多くの研究で明らかになっている。
*2012年の研究
ラベンダーの芳香吸入によって、脳波におけるα波の増加とともに、副交感神経の活性化が報告された。
つまり、テアニンも精油も、それぞれ異なる経路(内服と嗅覚)で、脳の安心モードを引き出すという点で、非常に似た働きをしている。
嗅覚と味覚の相互作用:脳内で統合
とても興味深いことは、味覚と嗅覚が脳内で統合されるという点です。
私たちは「味わう」と言いながら、実はかなりの部分を「香り」で感じているのです。
抹茶をいただくときのあの芳ばしい香り -- それも、アロマの一部です。
そして、精油の中にも、食べ物の香りと同様の成分が多く含まれています。
抹茶の主な香気成分
香りの印象 | 香気成分 | 特徴 |
ナッツやロースト感のある香り | ピラジン類 | 香ばしさ、玄米やコーヒーにも含まれる。 |
ミルキーで甘い余韻 | フラノン類 | 甘さ、まろやかさ、バニラのような香り。 |
ほのかな花の香り | そのほか | テアニン(旨味&リラックス)、カテキン(渋み)、リナロール |
精油に含まれる共通成分、類似作用
精油成分 | 精油の例 | 抹茶との共通点 |
リナロール | ベルガモット、ラベンダー、コリアンダー | 微量に抹茶にも含まれ、鎮静&抗不安作用がある。 |
ピラジン類に似た香り成分 | ベチバー、サイプレス、パチュリ | 心を落ち着ける作用がある。 |
セスキテルペン類 | サンダルウッド、パチュリ、フランキンセンス | 神経の鎮静、瞑想にむく。フラノン類のように持続する香り。 |
バニリンや類似物質 | ベンゾイン、バニラ | フラノン類に似た甘くまろやかな香り。 |
セラピスト目線から見る「テアニン×アロマ」
これら共通点には、次のような可能性がある!?
①飲む(内側)と香る(外側)を合わせたセルフケア
例:抹茶を点ててから、サンダルウッドやベルガモットの香りとともに瞑想をする。
②トリートメント前のリセットタイム
例:テアニン入りのお茶で「五感をととのえる準備」。
③感情的な”こわばり”をゆるめるセルフケア
嗅覚・味覚の両方から、心の緊張を解きほぐすプロセスとして活用する。
抹茶の香りとアロマ精油は、「香りによる脳と心への穏やかな働きかけ」という共通点を持っています。
とくにリナロールやセスキテルペン類といった精油成分は、抹茶の香気成分が与える「静けさ・集中・ゆるみ」といった感覚に深く通じるものがあるようです。テアニンとアロマテラピーの共鳴を少し感じていただけたでしょうか?
精油の香りとオイルの効果効
+
肌に触れるタッチング
女性特有の痛みや辛さを緩和したり
ストレスや疲労を軽減させ深くリラックスできるようになることで
深い呼吸をえられ
血の巡りが良くなり
副交感神経の働きを優位にさせ
姿勢が整い
しっとり弾力のある肌へ導く
健康と美容にアプローチするアロマテラピー・トリートメント専門店
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