胸郭の柔軟性と香りのセルフケア:肺疾患を抱えるアラフィフ女性【2025/5/18】
- tae Shirakata
- 5月18日
- 読了時間: 4分
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胸郭の柔軟性と香りのセルフケア
肺疾患を抱えるアラフィフ女性
お客様はアラフィフ世代の女性。
とても痩せていらっしゃるのですが、ご本人は「ヒップが広く、ウエストがくびれない体型」だと思い込んでいらっしゃいました。
施術を通して触れていくと、肋骨や胸郭が非常に硬いということ。
かなり硬いため、深い呼吸をしようとしても、胸がほとんど動いていない状態でした。
肺の疾患があり、長期にわたりお薬を服用されています。
実際、お顔や背中には黒ずみや、乾燥による荒れも見られました。
肺疾患と皮膚の黒ずみ・荒れの関係
肺疾患の治療に用いられるステロイド薬や免疫抑制剤は、副作用として皮膚の色素沈着や乾燥、皮膚代謝の低下を招くことがあります。
また、皮膚の代謝が滞ると、呼吸に関わる筋肉や胸郭周辺の筋膜がこわばりやすくなり、呼吸の浅さや胸郭の硬さを一層悪化させるという悪循環にも陥りやすくなります。
このような状態には、外側からのマッサージだけではなく、内側からのアプローチ=呼吸と精油の香りを使ったケアが有効です。
横隔膜と胸郭の柔軟性
呼吸で最も重要な筋肉のひとつが横隔膜です。
横隔膜は胸郭の底にあるドーム状の筋肉で、息を吸うと下に下がり、息を吐くと上に戻ります。
この動きは、背骨に関わる深層筋群(インナーマッスル)にも連動していて、横隔膜がしっかり動くことで背中のこわばりも緩んでいくのです。
お客様にも、次のようにお伝えしました。
「ヒップが広いように感じるのは、胸郭の可動性が少なすぎて、上半身の動きが限定されているからかもしれない。呼吸が深くなり、肋骨が少しずつ動いてくると、自然とウエストも絞れてくる可能性がある。」
納得されたようで、とても前向きな表情になり、精油を使ったセルフケアにも大いに興味を持ってくださいました。
アロマケアと呼吸のセルフワーク:3つの相乗効果
施術後には、日常で簡単にできる呼吸のセルフケアをお伝えしました。
それは、仰向けに寝て行う呼吸の練習と、香りを使った瞑想法の組み合わせです。
1. 呼吸を深くし、代謝を促進(胸式呼吸と腹式呼吸)
仰向けに寝て、リラックスする。
両手のうち手を肋骨に添えて胸式呼吸を行う。
下腹部に手を置き、腹式呼吸(お腹の動き)を確認する。
意識的な呼吸は、肺と横隔膜をしっかり動かし、酸素と栄養を体の隅々へ届ける力を高めてくれます。
2. 肌への血流・酸素供給が増え、修復をサポート
深くゆっくりとした呼吸は、皮膚や筋肉への血流や酸素供給を促進します。
肌の回復に必要な栄養や酸素が届きやすくなるため、皮膚のターンオーバーも整いやすくなるのです。
3. 心の緊張がゆるみ、ストレスを緩和
香りには、心身を同時に整える不思議な力があります。
呼吸に意識を向けるこの時間に、「香りの瞑想法」も加えることを提案しました。
お客様にはフランキンセンス精油をおすすめしました。
フランキンセンス:呼吸を深め、心を鎮める
そのほかにも、以下の香りも試していただきたいと思います。
ユーカリ・ラディアタ:胸部の通りを良くし、明るい呼吸に
プチグレン:心の緊張をやわらげ、内臓の動きにもやさしく作用
ティッシュやアロマストーンに1滴だけ垂らして仰向けに寝れば、香りを通して呼吸が自然に深まり、心も静まる時間が生まれます。
お客様は、「さっそくやってみます!」と、晴れやかな表情でお帰りになりました。
年齢とともに、骨や筋肉は硬くなりがちです。
でも、骨は意外なほど弾力があり、呼吸と意識的な動きで変わっていくものです。改めて、呼吸の力と精油の香りを味方につけて欲しいと思います。呼吸が、明日の肌を変えてくれる!そんなイメージで、日々の暮らしに精油のある生活取り入れてみませんか?今日のブログでは、胸郭の柔軟性と香りのセルフケア方法をご紹介しました。
精油の香りとオイルの効果効
+
肌に触れるタッチング
女性特有の痛みや辛さを緩和したり
ストレスや疲労を軽減させ深くリラックスできるようになることで
深い呼吸をえられ
血の巡りが良くなり
副交感神経の働きを優位にさせ
姿勢が整い
しっとり弾力のある肌へ導く
健康と美容にアプローチするアロマテラピー・トリートメント専門店
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