仙骨に触れる意義
- tae Shirakata

- 7月19日
- 読了時間: 4分
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仙骨に触れる意義
骨にアプローチするケアが、自律神経と心身に与える影響
サロンで施術をする中で、お客様から「理由はわからないけれど、身体が重い」「季節の変わり目が苦手」「やる気が出ない」といった声を聞くことが増えます。
その背景には、自律神経系の乱れ、体液循環の停滞、筋骨格系の歪みなど、複数の要因が複雑に絡んでいます。
そのような時、施術の中で注目すべき部位の一つが「仙骨(sacrum)」です。
◆仙骨は神経のハブ
仙骨(sacrum)は、脊柱の下部に位置し、骨盤の中心にあり、左右の腸骨と関節(仙腸関節)を成しています。
この骨は単なる構造体でなく、神経系、特に副交感神経と深く関係している部位です。
▶仙髄(S2〜S4)から出る副交感神経
仙骨内部には、排泄・性機能・内臓活動を制御する神経が走っており、ここは副交感神経の一部でもあります。
そのため、仙骨部に適切なタッチや温熱刺激を加えることで、自律神経のバランス調整に一定の効果が期待されます。
◆動かない骨にアプローチする意味
整形外科学の一般的な理解では「仙骨は骨盤に固定されており、可動性はない」とされています。
しかし、オステオパシーやボディワークの分野では、仙腸関節や仙骨の微細な可動性が注目されており、呼吸や姿勢、筋膜の緊張状態に応じて仙骨も影響を受けているとする見解が存在します。
◆季節の変わり目と仙骨ケア
特に今の時期(梅雨明け〜盛夏)には、以下のような特徴が見られます。
気温・湿度の変動により、自律神経の適応負荷が大きい。
発汗量の増加によって体内ミネラルバランスが崩れやすい。
睡眠の質の低下や食欲不振が起こりやすい。
このような全身の不安定さを整えるために、脳脊髄液やリンパの通過点でもある仙骨部の緩和ケアは有効になります。
◆精油を用いる相乗効果
施術時に精油(エッセンシャルオイル)を用いることで、香りの成分が①皮膚からの浸透②嗅覚からの吸収、この両面で作用し、仙骨周辺の循環・神経バランスに補助的な働きを持たせることができます。
▶︎おすすめブレンド例(キャリアオイル10mlあたり)
これを仙骨周辺に塗布し、ホットタオルで覆うだけで、深部へのアプローチとリラクゼーション効果を高めることができます。
◆セラピストとしての実践ポイント
仙骨に対するタッチは軽く、圧迫を避ける(神経への過剰刺激を防ぐ)
呼吸の変化を観察しながらアプローチする(深くなる、ため息が出るなどの反応をチェック)
全身の緊張を抜く導入部として仙骨から始める施術構成も有効
■今日のまとめ
仙骨に触れることは、決して特別な手技ではありませんが、その影響範囲は予想以上に広範囲なのです。構造解剖学、神経生理学、そしてアロマテラピーの知見を組み合わせていくことで、 季節の揺らぎに負けない身体づくりを実現する一つになり得ます。
感覚に頼るのではなく、構造と理論に基づいた実践的アプローチ。それが、プロフェッショナルとしての施術に深みを与えると考えています。仙骨に触れる意義について簡単ですがお伝えしました。
こんな方におすすめ
最近、眠りが浅い・呼吸が浅いと感じている方
下腹部や脚に重さ・冷えを感じる方
気温の変化に敏感で疲れやすくなっている方
自律神経の乱れを感じている方、あるいは深いリラックスを求めている方には、アロマテラピー・トリートメントによる施術をおすすめします。香りとタッチ、そして骨に語りかけるような繊細な技法で、あなたの仙骨が静かに、そして力強く応えてくれるかもしれません。
仙骨に優しく触れる時間を体験してみたい方へ。
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