オイル吸収量に現れる心身のサイン
- tae Shirakata
- 4月28日
- 読了時間: 4分
セラピストLIFEを楽しくする
tae Therapist School
心・からだ・肌をアロマテラピーで整える
ホリスティックAromaサロン
tae Aromatherapy & Treatment
オイル吸収量に現れる心身のサイン
~アロマテラピー・トリートメントで体が教えてくれること~
昨日ご来店くださったお客様からメッセージをいただきました。施術前のカウンセリングでは、「忙しくてぐったりです。足腰にきてます。」とお話しをお聞きしました。確かに施術でも50mlのブレンドオイルを吸収され、心身のお疲れを引き受けたセラピストです。
そこで本日は、アロマテラピー・トリートメントで使用するオイルの吸収量について、詳しくご紹介したいと思います。オイル吸収量に現れる心身のサインについて。
施術中、ブレンディングオイルの使用量が日によって大きく変わることにお気づきでしょうか?その変化には、ゲストの「お肌と心身の状態」が大きく関わっているのです。
なぜオイルの吸収量が変わるのか
taeAromaでは、ゲストの大切な体に触れるオイルは、オーガニック最高品質のものを厳選しています。なぜなら、オイルの品質は、そのまま体調や回復力に影響を及ぼすからです。
一般的な全身トリートメントでは、25ml~30mlのブレンドオイルが標準使用量ですが、ゲストの状態によっては、40ml~60mlと、通常の倍近い量を必要とすることもあります。
この違いは、単なる「乾燥肌」だけでは説明できません。実は、心と体の深層にあるサインを、体が自然に発しているのです。
吸収量が増える主な理由
1. お肌の乾燥
乾燥した肌は、皮膚バリア機能が低下しており、オイルを取り込む力が高まります。
2. 疲労感の蓄積
疲れが蓄積していると、体内循環が滞り、回復を求める力が強くなります。その結果、皮膚からオイル成分をより多く吸収します。
3. 筋肉の緊張
緊張した筋肉は血流が悪く、柔軟性を失っています。これを補うため、局所的なオイル吸収が増加します。
4. 冷え(血流不足)
末端冷え性や体温低下によって血流が悪くなっている部位では、オイルの浸透が高まります。
5. 痛みの存在
痛みを感じている部分は局所の代謝が上がり、修復・緩和を助けるために吸収量が増します。
6. 必要な部位への選択的吸収
身体は本能的に、「いま必要な場所」へとオイルを集中的に取り込みます。そのため、背中の左右、上下でも吸収量に差が生じることがあります。
背中の左右・上下での違いも意味がある
実際の施術では、右側と左側、または上部と下部で、オイルの吸収具合に明らかな違いを感じることがあります。
これは、
日常生活での体の使い方のクセ
内臓機能の左右差
筋肉疲労やストレスのかかり方の違い
などが反映された結果です。
オイルの吸収パターンを丁寧に読み取ることで、体が求めているケアをより深く提供することができるのです。体がさまざまなことを教えてくれるのです。
オイルや精油の吸収に関連する信頼できる学術文献
1,http://www.jcam-net.jp/data/pdf/15007.pdf
精油やその成分が皮膚からどのように吸収され、全身に作用するかについて述べたレビュー論文。
精油成分の経皮吸収率と、皮膚の状態(乾燥、血流)による吸収の違いについて触れています。
2,精油に含まれるモノテルペン類(リモネンなど)の皮膚吸収特性を詳しく調べた研究がいくつかある。
肌の乾燥・ダメージ・体温によって吸収率が変わることを実験的に示しています。
3,https://www.jstage.jst.go.jp/article/pacjpa/79/0/79_2PM-138/_pdf/-char/ja
ラベンダー精油を使ったマッサージが、痛みや不安の緩和に効果を示した研究。
オイル成分が皮膚を通じて効果を発揮する可能性が述べられています。
まとめ
アロマテラピー・トリートメントは、「表面的な肌ケア」だけではありません。オイルの吸収量を通じて、ゲストの深い疲れ、ストレス、冷え、痛みに、穏やかに気づくことができる。そして、そのサインに寄り添うことが、私たちセラピストの使命でもあります。

精油の香りとオイルの効果効
+
肌に触れるタッチング
女性特有の痛みや辛さを緩和したり
ストレスや疲労を軽減させ深くリラックスできるようになることで
深い呼吸をえられ
血の巡りが良くなり
副交感神経の働きを優位にさせ
姿勢が整い
しっとり弾力のある肌へ導く
健康と美容にアプローチするアロマテラピー・トリートメント専門店
コメント